2018.04.21 BRM421近畿400 

masahikomifune22018-04-22



暑い!
その言葉しか出てこない。が、その言葉だけで事足りる。そんなBRM421近畿(近江八幡)400。
コースのプロフィール、高低差だけで見ると特別きついコースではない。しかしそれが「罠」なのかもしれない。
ブルベに限らずだが、何かを回避しようというルートを引いた場合に、「回避してよかったね」と感じることは50%は絶対にいかない。
そこに道があると言うことは、だいたい何か理由があるはずだ。

今回小浜から舞鶴へは丹後街道(国道27号)を回避して若狭西街道へ。
アップダウンが続くルートだが、アップダウンの少ない丹後街道はと言うと、大型車の通行や信号を考えるときっと若狭西街道の方が走りやすいはずだ。

ブルベを通じて全国へ足を運んでいると、地図からは伝わらない面白い道と出会うことがある。
旧街道であったり車などではまず通らない地元の人が積極的に利用している道だったり。
そんな道と出会えるときついルートでもなぜか満足感も高いし楽しくなってくるものだ。
近江八幡発着のブルべのルートは、知らない地域ではないのに知らない道と出会えるのが魅力だ。
ロードで言うところも「クラシック」な定番コースはそれはそれでいいと思う。
しかし初めて走ったときに
「なるほど、ここを通らすのか」
「へぇ〜!こんなところにこういうルートがあったんだ」
と言うのがいい。近江八幡近江商人の活躍?で素晴らしくきれいな町並みが残っている。
そんな商人の町を発着して古い街道などを走っていると、まるでタイムスリップしている気にさせてくれる。


今回のルートのポイントは、きっと小浜からは延々と向かい風で、城崎温泉からは暖かい南風でこれまた向かい風という、向かい風祭りを覚悟していたが、走り出してすぐに風向き的に
「もしやこれは“追い風基調”になるのでは?」と。

こういう時は追い風区間をちょっとでもたくさん得るために、風のきつい時間帯は頑張った方がいい。

比較的独走だったので中盤以降はかなり余裕ない状態だったが、あとは単独で淡々と走るしかない。


福知山から京丹波、そして亀岡を通って京都までの国道9号線は観音峠(京丹波〜亀岡間)までは登り貴重。京丹波のあたりが分水嶺となっていて、北側が由良川水系、南側が淀川水系だ。
向かい風で城崎から京丹波まで微妙に登り貴重は辛い。が、ここは西風が谷間をつたっていくので追い風だった。
自転車は風と戦うこともあるが、逆に風に助けられることもある。
風を制することが自転車の場合重要だ。



当初の予定では国道426号登尾峠の下りまでは明るいうちに行ければいいなと思っていたが、追い風基調だったこともあり三和町(現福知山市)まではライトの光なく走ることができた。
登り貴重と疲労でそれほどスピードは上がらないが、追い風のおかげか精神的には楽に走ることができた。


ここまでは体中から潮が噴き出てウェアも顔も真っ白になるほどに暑かったが、ここからは気温は一気に下がり始める。
今回は日中最高気温が25℃を超える予想。久美浜あたりでもきっと暑いとか感じないだろうし装備は

  • ブルベライトウェイトジャージー
  • ブルベ・ベースレイヤー
  • カーゴビブショーツ
  • メリノ・アームウォーマー
  • ブルベ・ジレ
  • リフレクティブ・ブルベソックス

そして防寒対策に

  • メリノ・ニーウォーマー
  • ブルベ・フライウェイトウィンドジャケット

(すべてラファ)
気温は10℃ぐらいと予想していたのですべて予想していたとおりだった。
ブルベ・ベースレイヤーはメリノ・メッシュベースレイヤーの方がこれからの季節はいいのかな、と感じられたがこの辺りは個人差か。ちなみに暑がりの自分には、という話だ。
そして重宝したのはブルべ・フライウェイトウィンドジャケット。
小さくコンパクトになるし防寒にはこれからの季節に長い峠の下りや夜を明かすようなライドなら、必需品と言って過言ではない。
今回はカーゴビブの後部ポケットを利用し、防寒具を収納。そうすることで限られた収納スペースであるポケットを最大限利用することができた。プロチームビブだと無線機サイズだが、カーゴビブのポケットだとニーウォーマーとウィンドジャケットが入ってくれた。


洛西のコンビニでモバイルバッテリーを置き忘れるという失態。結局取りに戻って30分近くのロス。そして京都市内の信号地獄は予想タイムを大きく削った。
昨年の今頃はまだ事務所は京都市内のど真ん中。毎日信号地獄を経験していたが改めて市内を走ると自転車には不向きだ。
まぁ今回は特に信号が多いなぁと感じるルートだったんだけど。


夜中の山中越えは元旦初日の出ライドで経験しているので妙に懐かしい。10℃でも逆に暖かく感じるのは、元旦には氷点下が当たり前だからか。
下って国道161号を回避する旧街道?なんかは、前から気になっていたルート。真っ暗の中だったので逆に走りやすかった。


湖岸道路を走っているときはそれほそ寒いと感じなかったが、近江八幡の方へと進行方向を変えた途端に冷たい空気が吹き始める。
残り5km冷たい空気い向かっていくとチェックポイントのセブンイレブン
空気はひんやりと感じるが体はほてっているのかあまり食欲がない。というか疲れているときほどコンビニで何か食べたいという気が失せてくる。
スタッフの待つ場所にさっさと急ぐ。
これでひとまず近江八幡のブルべは終了。また来年近江八幡スタート&ゴールのブルべが楽しみだ。


前回に続きカーゴビブ
後部についているポケット2か所の容量も大きく、ジャージポケットのように頻繁に出し入れするのでなければ、こちらのポケットを利用するのがいい。



琵琶湖大橋を越えて鯖街道そして日本海を目指す。



日本海。この暑さと天気だと海を見るとテンションが上がる。



舞鶴に入ると海上自衛隊の港に停泊する艦船が見える。



つい艦船に見入ってしまう。



舞鶴市内で29℃。夏真っ盛りだ(笑)



今回のルートは天橋立グラベル区間が含まれている。



出石の辰鼓楼がフォトコントロールポイントだった。
16時半。予想よりもやや早い到着だ。



福知山城が見えてくる。
福知山市内もブルーラインが敷かれていて自転車への意識も向上しているのだろうか。