2018.02.15 四国一周サイクリング04 安芸〜徳島〜高松〜今治 

masahikomifune22018-04-03



計画が遅れていくということ。いろいろな事が考えられるがこんな感じだろうか。

  • 計画自体に無理がある。
  • 自分の能力を超えている。
  • 計画していたことの中に想定していなかったことが突然でてくる。


そして
当初の予定が遅れるということをどれだけ修正できるのか
が非常に重要になってくる。
それがこういったロングライドでの基本だろうか。
ゆっくり走ったとしても、大半の人には時間の制約が存在するはずだ。四国一周を何時間でいけるのか?というファーストランだけではなく、「よし、2週間で一周しよう」と言うことでも「2週間」というタイムリミットが存在しており、そのタイムリミットが自分の能力のキャパシティ内なのか、突然想定外のトラブルがあってもゴールできるのか、だけだ。
逆に言えばどれだけ多く余裕を持った旅程、そして自分の能力を高められるのかではないだろうか。
極端な話、ほぼ睡眠不要で荷物満載で時速40キロで走る能力があれば、毎日150km移動しつつ観光して美味しいものを食べて、雨の日は走らずにゆったりと過ごす。なんてこともできるかもしれない。
それができないから、どこが落としどころなの?それが計画なのだと解釈している。

旅をしていれば予定通りになんて、予定は進まない。



今回の天候不良で始まった四国一周。そののち海岸線をトレースすることにスイッチが入り、予定外のルートを走行した。
その結果、当初の計画よりも遅れていった。そのため徳島市内に予約していた宿はキャンセル。このあたりは前出の「計画に無理があった」のか、「自分の能力を超えていた」のか、はたまた朝には徳島には着きたい。さてさて・・・
しかし眠い。本当に寒い、果てしなく寒い。
2月中旬に、温かいと思っている土佐湾で、気温0℃ってどうなっているんだ・・・
寒いから眠いのか、走り続けて疲れているから眠いのか。それすらよくわからない。が、眠い。
道の駅で風の直接当たらない場所を探す。
暖かい缶コーヒーを買って懐に入れて体育座りで少し仮眠。が、寒くてぐっすりと気持ちよくは寝られない。
室戸岬へ回るつもりだったが、ここはタイムリミットから逆算すると厳しい。今回はパス。
数日前に走ったばかりの国道55号を徳島に向けて走っていく。
県境を越えて牟岐へ到着。コンビニでコーヒーを飲んで補給。当初の予定ではコーヒー飲んで、コンビニの壁にもたれてちょいと寝落ちして気持ちいいやん、って思いたかったが無理・・・

日和佐のコンビニで暖かいものを食べようとグラタン購入。イートインがあったので助かる。
四国はお遍路さんや旅人への配慮なのか、イートインが夜中でも使えることが多く、本当に助かる。グラタンを食べようとして・・・気が付いたら寝落ちしていて・・・グラタンは冷めていた。
orz
イートインで寝落ちして、関西だったらむっちゃ嫌がられるなぁ〜と謝ると、昨日のコンビニでもそうだったが、笑顔でいいですよぉ〜、って言ってもらえてホッとした。
四国は夜中でもイートインが使えるところがある、というのは非常にありがたい。それで電源が使えるところだったら休憩中に電子機器の充電までできるのだから。


星越トンネルを越えて徳島が近づいてくる頃、最も寒い時間帯へと突入していく。
夜中は寒いと思われるが、夜中2〜3時は実は意外と快適だったりする。
寒いのは夜明け前。朝4時ぐらいから朝7時ぐらいまでだろうか。もちろん日の出時間にもよるが、夜明け前から夜明け直後が一番冷えると考えて間違いない。
阿南が遠い。寒い、眠い、しんどい・・・

徳島の正部くんに徳島市内で待ち合わせ。一部の荷物を入れ替えしてしまう。
到着予定時間の連絡をした。待たせたくはないから眠さを散らしながら進んでいく。
国道沿いのマクドナルドで再開。お〜〜〜!!ってテンション上がるが、考えてみると3日ぶり・・・(笑)


朝ご飯を食べている間に電子機器を少し充電してもらう。
そしてここから300kmでゴール。一気に走ることにしてサドルバッグを預ける。必要なものはウェアのポケットだったりに。と言うか、一気に走るので特に荷物がないのだが・・・
おかげでスピードアップ。徳島から鳴門まで思いのほか軽くなり、ショートカットしようかなと頭をよぎった大毛島と島田島の県道183号へと進む。

ここからは、というかここまでもなのだが、走れば走るほどにゴール地点の松山市が近づいてきている。
それだけでテンションが上がってくる。
東かがわ市でうどん。香川でうどんを食べないのはあり得ない。
時間を誤ると連休中と言うこともあって行列のできている店も。少し時間をずらして立ち寄る。結局東かがわ市高松市内の合計2か所、うどん補給に成功した。


高松の街はそれまでに走ったルート上でもっとも大きい。そして信号も多い。ちょっと走ると信号・・・そして高松の市街地を抜ける頃に雨が降りだした。ちょうどコンビニイートインで、コーヒーを飲んで情報収集。いつまで降るのかな?とスマホを見ていたら雨は止んだ。
どうやら雨雲の隙間を走り続けて、これからも走り続けるようだ。すごくラッキーだ。

高松から愛媛県へのルート、推奨されているルートを外して国道11号メインにと考えたが、結果的には大失敗だった。
自転車通行止め区間もあるし、これは予讃線沿いに県道175→県道33号が正解かもしれない。

高松から愛媛県教へは最終的に国道11号へ出ないといけない。
観音寺〜四国中央市伊予寒川はルートの選択肢があまりない。故に国道を外しても抜け道と化していたりするので、くれぐれも注意が必要だ。


3度目のナイトランへ突入。
今回ライトはキャットアイのVOLT1700とVOLT800。
バッテリー残量をマネージメントしつつの走行で今晩まではライトが切れることはない。
もし充電できる環境がなかったりするなら、ひとつは乾電池仕様のものを持参しておくといいだろう。

愛媛県に突入。ああ、やっと帰ってきた。もうあとはそのまま突き進むだけ。気持ちが高ぶってきた。
新居浜のコンビニで四国チャレンジ1000の担当者に到着予想時間の連絡を入れる。

このまま国道11号でと考えていたが、今治を経由してきてください、と・・・
松山直行と今治経由と約20km違う。まぁブルべ終了後に桜三里付近は吹雪で道路も真っ白だったし、考えてみれば夜中に通れるのかはわからないが・・・
これで到着予定時間が1時間半はずれ込んだ。なんとか23時ごろには愛媛県庁に到着できると思ったのだが・・・
そんなテンション下がった状態で走っていると、西条でまさかのパンク。西条から今治を結ぶ産業道路バイパスは大型車などの通行が多い。それに伴い路肩にはいろいろと落ちていて、今回も大きなホッチキスのような、針金のようなものが落ちていてタイヤに刺さっていた。
最後まで落ち着いて集中しなければ。
あと30kmまできた。950kmほど走ってきた人が言うのはおかしいのは重々承知だが、この時の私の気持ちは

まだ30kmも走るのか・・・遠すぎる・・・



道の駅で仮眠
風下に。そして体が冷えない工夫
それでも寒いのだけれど・・・



徳島県に突入〜〜



鳴門の県道183号は最高の景色
少々アップダウンはあるけれど・・・



香川県に突入〜〜

うどん1杯目。


うどん2杯目。
並?中サイズなのにデカい。うどんは小でいいのか・・・


観音寺を過ぎてナイトランに!!