2014 BRM223名古屋200 浜名湖


ランドヌールクラブ名古屋さん主催のブルベ「BRM223名古屋200 浜名湖」に行ってきました。
名古屋のブルベは思いのほかきついブルベが多くて、イメージで言えば都会を走るから信号意外はあまりきつくない、愛知県は名古屋のイメージが強すぎて、コースプロフィールは甘いと思いがちだけど、新城界隈や三河高原は想像を超えるきつさだし、簡単に飯田方面へと行けてしまうのでコースプロフィールは相当きつい。


愛知県豊田市をスタートして岡崎から新城、そして長篠から浜松へ。
そして弁天島がちょうど中間地点で、そのまま浜名湖を一周する感じで回り、三ケ日から新城へ。
その後は往路をトレースするコース。
アップダウンもそれほどきついわけじゃない。
獲得標高も1,750mと200kmならば普通かな。
しかしこのコースは気温だったり風だったり、一筋縄ではいかないコース。
今まで何回か走ったが、意外と8時間を切るのもままならない。


実際今回も新城までは気温が低かったし(スタート地点は朝7時で氷点下3℃)、風も復路は強い向かい風で、本宿から岡崎へは時速25キロが精いっぱい。
それでも例年よりは風も幾分穏やかだったし、日中は日差しもあって走りやすかった。


今回は今年ブルベメインバイクになるリドレー・ヘリウムでスタート。
今年はイベントや通勤でヘリウムSLやフェニックスを使う機会が多く、微妙にポジションがフィットしている感覚がない。
使うバイクすべてサドルを使い分けているので、サドル高をあわせても微妙に同じ高さになってない(-_-;)
結論で言うと、他のバイクよりほんの少しだけ高く感じて中盤以降少し脚も痙攣してきつかった。


スタート前、近くの道路の気温表示は氷点下3℃。
温かくなるという予報だったから薄着バージョンだったので、少し朝は寒くて辛かった。
それでも日中の浜松の予想気温は11℃には達するし、最初だけ我慢してスタートすることにした。

名古屋のブルベのスタッフさんたちと久しぶりに談笑。
結局かなり後方からのスタートとなった。


今回のコースは何度か走っているコースで、復路が今回のルートになってからは初めて。
後半は浜名湖の風と本宿付近からのアップダウンがタイムを削られる。それをある程度計算して走らないと余裕を見ていると苦しむことになる。実際今回もPC3からゴールまでの50キロで2時間でたどり着けなかった。
新城そして引佐へのR257の峠も決して無理せず、浜名湖では風を考える。
とにかくブルベは考えられる範囲でいろいろ予測して走る必要があると思う。


岡崎を抜けるまでは無理をせず、東名高速沿いから少しずつその日の巡航ペースに切り替える。
スタートして4km地点から後ろに誰か合流。ずっと追従されていたがそんなのはよくあることだし、別に気にしていなかった。
しかし約15kmほど走ったところで先頭を交代。
でコースを左右まったく把握していない・・・
GPSの調子が悪いんですよ」
「ああ、そうですか・・・キューシートは?」
「持ってません」
「・・・」
走り方を見ていると脚力がないとは思えないが、多分ブルベは始めたばかりか・・・
知っている人と走っていて、なにかトラブルだったり、協力して走るという目的の元で先頭の時にキューシート確認せずに後ろの人に指示してもらいながらと言うのはよくあるが、さすがにスタートして既ににキューシートはないが・・・と言うのは(-_-;)
どうも今日のコースがどこをどう通るかも把握してない。
交代の際にみたらGPSは普通に作動している。
先頭に出てと合図をすると知らないから小さな交差点でもブレーキをかけたり直線でもスピードを上げない。さすがに危険で後ろにつけない。
言い方は悪いかもしれないが、それは単に
「200km程度のブルベに出たら、誰かにくっついて行ったら完走ぐらいできるよ。キューシートもなにも要らない」
という態度にしか見えない。


PC1でさっさとレシート取得したので、そこで単独になるかなと思っていたが、結局170km地点まで追従された。
その間も俺のペースが遅かったからかずっとフリーホイールのラチェット音が鳴り響いていたし、正直ストレスだった。
別に怒りはない。
ただブルベを楽しみに来て、何一つブルベをしていない。
一体どこが楽しくて何をしに来られたのかな?と辛く悲しい気持ちと、あとは単純にそれを受け入れられないことがストレスだ。
ストレスと共に200kmを走るのは本当に苦痛だった・・・


PC3で5時間半ほど。
残り50kmなので2時間ぐらいでクリアーしそうだが、豊川の竹下交差点からのアップダウンに岡崎の欠町交差点からのアップダウンと信号には毎回絶望感しかない。アベレージ25キロが本当に程遠い。
おまけに一日あまり風がないという浜松の知り合いの情報だったが、豊川からゴールまでそれなりの向かい風、平坦で時速25キロだった・・・


結局7時間43分でゴール。
今年2回目のブルベ、200kmでは今年最初の8時間切りだ。
スタート前のスタッフとの談笑がなければあと5分は楽勝で速かったのだが(笑)


今年は来月に近畿600と東京400、4月は中部300の予定で7月には北海道1200。
ちょっと大きな壁に挑むわりに自分の中の準備が進んでいないと感じる現実。
1回でもブルベを走ると足が痙攣したりハンガーノック気味になったり・・・しかしなんだか妙に懐かしい痛み・・・
ブルベでもレースでも常に痛みに慣れることが大事だね。


今回の使用バイク

  • フレーム:リドレー・ヘリウム2014
  • コンポ:カンパニョーロ・レコードEPS
  • ホイール:カンパニョーロ・ゾンダ
  • タイヤ:MASSA T2601
  • サドル:フィジーク・VERSUSアリオネ
  • ペダル:スピードプレイ ショートシャフト

去年ブルベのメインで使っていたヘリウムSLに比べて踏んだ時の反応は少し鈍く感じるけれど、衝撃も伝わりが弱く、ロングライドになるとこっちの方が楽かも
そして登りなどではSLと同じぐらいの軽さを持ち合わせている(重さは誤差程度、正直気にならない)
やはり今年のブルベはヘリウムで決まりだね