2013BRM713岡山1000

BRM713岡山1000、無事にゴールしました。
さすがに1000kmはきついね!
200〜300kmのブルベは勢いがあれば、ロングライド経験があればなんとかゴールするのはできるしょう。
しかし400kmは300kmからの100kmのきつさ(普通ならナイトランになるし)に魔物を感じる。
そしてそこからさらに200km増える600kmは勢いでは全くクリアーできない、魔物との付き合い方を克服しないといけない世界。
そして1000kmは600kmに到達したとき、そこから魔物の400kmがもれなくついてくる、まさに神の領域と言った感じ。

今回49時間42分でゴールしましたが、丸2日間で東京〜大阪の距離を往復ですからね。
それに今回は中国山地のアップダウンを、徹底的に走らされ、平坦区間そっち行ったらありますやん!と主催者ににツッコミを入れたいほどに苦しみながら走り続けていた。

今回のコースは・・・説明すると長いので詳しくはこちら


今回のポイントは午後7時スタートということ。
遠方からの参加者には都合の良い時間かも知れないが、いきなり睡眠不足、疲労している状態でのスタートとなる。
個人的にはブルベには危険がつきものだし、出来るならちゃんと睡眠のとれる朝7時〜9時のスタートにしたいものだ。

コース的にはほとんど平坦区間のないという意味では休みどころのない厳しいコース(獲得標高13,000m)だが、特に氷ノ山から西に大山へと移動していく山岳コース、そして三次から三段峡をへて益田の区間(予定ではナイトランでアップダウンが続く)、熱気との戦いになるであろう復路の西城付近、そして出涸らしになってからの吉備高原だろうか。
要はすべてがポイントとなり得る(笑)
そして岡山ブルベが難しい理由の一つなのだが、標高が低く信州に比べて登っても気温は下がらないということ。
今回のコースでも一番標高の高いのは大山の1,000m弱。他はせいぜい600〜700mまで
給水のタイミング、日陰、休憩・・・すべてにおいて難しい


今回の使用バイクはいつもと同じくリドレー・ヘリウムSL
軽量でいて下りでも信頼できる剛性。
これだけ上るのであれば、軽量なことは最大の武器になるが、下りや平坦などでの安定性が低いと、せっかく登りで得たタイムをスポイルしかねない。
実は一番悩んだのはホイール。
やはり1,000kmの間にトラブル対応できること、軽量なことなどでアンブロシオ・エクセライト32Hをチョイス。
スポークはサピムの14x15バテッド、タイヤは台風のSR600でも傷一つつかなかったMASSA T2601、スプロケットは12T 〜27T。やはりこの距離だといつもよりギヤは1枚軽くないと厳しい。

ライトは急きょキャットアイの秋発売のライトを対応していただいた。
充電式で50ルーメンなら約18時間点灯。
光量が必要なときはミドルならば100ルーメンで約8時間、そしてハイなら300ルーメンで約3時間点灯。
何よりもハンドルまわりがかなり軽量化できる。
ナイトランの下り用には625RCを1個持参。
おかげで下りでも大きくスピードを落とすことなく下ることが出来た。



スタート地点の岡山県早島町には3時ごろに到着。
家にいてもゆっくりと寝られないし、早めに到着して風呂にでも入ってゆっくりとできればいいかなと。
午後はところにより雨予報だったから、早めに入る方がリスクは少ない。
案の定夕方には激しい雷雨。
その時間には既に風呂に入って休憩していたから事なきを得た。

電車を降りると他の参加者も輪行で来られていて、自転車を組み立てながら喋る。
スタート地点に到着すると既に何人かが来られている。
そのまま風呂で汗を流し、さっぱりとしてから休憩室で仮眠を試みる。
が、意外と寝ようと思うと寝られない。
それでもゴロゴロとしながら過ごし、夕方には近所のファミレスで食事。
走り出すと食を楽しむことはなくなる。
だからせめてスタート前は普通に普通のものが食べたい。


18時過ぎに受付を済ませて19時にスタート。
岡山ブルベとしてはかなり多い参加人数なので、5人ずつぐらいのパックで時間差スタート。
明るいうちに1mmでも進んでおきたい。
決して無茶なペースでは走らないが、必要以上に落とさないようにする。
まだ気温が高いので、熱さまシートを太腿、脇の下、首筋に貼って走る。
序盤はまだ先頭に出なくてもみんなフレッシュで先頭交代へ。
しかし国道429を逸れて県道71号に入ったあたりでばらけ始め、結局先頭でペースを作り始める。
そしてナイトラン。今からまだ約1,000km旅は続く・・・



今回はキャットアイの9月に発売される新製品を使用
明るさ、持続時間共に問題なく使用することができた