2018年2回目のGF吉野試走会でした
*[イベントレポート]2018.05.20 2018年2回目のGF吉野試走会でした。
今年2回目のグランフォンド吉野試走会。先月は暑かったけれど今日は肌寒い一日でした。特に吉野の山の中では下界より寒く、そう、涼しいという表現ではなかったと思います。
今年の試走会のメインテーマは
「五番関」
洞川温泉から川上村へと抜ける五番関、登りは急こう配区間があると言えどそれほど登らない。正確には天川村の村役場あたりから洞川までにある程度登るのでトータルではそれなりに登っているのかもだけど、洞川温泉からが実質的には登りの始まりだと思うので、そう考えるとカテゴリー的にはそれほど高い登りではないだろう。
むしろこの五番関はトンネルの後の下りが非常に難しい。
12kmほどで700kmほどを急降下していく。
ガードレースのない区間もあるし、崖が崩れてきて大小さまざまな石や岩が路面に落ちている。そして穴が開いている区間やグラベル区間、舗装が割れている区間などなど。足の郷に並んで悪劣な道路コンディションだ。
試走会は基本的にレースではない。本番の日に向けてチェックしてもらって本番に備えてもらうものだ。
そう言う意味ではどういう機材が必要で、どういう走り方が要求されるのかもわかっただろうし、今持ち合わせている技量でクリアするには・・・そんな多くの難題を突き付けてくるのがGF吉野の試走会だ。
ただきついだけではない。きついところを走ったことへの「ご褒美」ともいうべき素晴らしい景色が行く先には待っている。
基本的な、とも言える林道ライドの繰り返し。危ない道では、どれだけ自分自身のリスク回避でスピーディに、そして安全に走れるのか。それを容赦なく突き付けてくるGF吉野は、素晴らしい。
今日の五番関ではパンクなどトラブルに遭遇された人は多かったようだけど、違う見方をすれば本番のときにきちんと対策を講じてやってくるのは間違いないはず。少なくとも、このレベルのルートでサイクリングイベントを開催しているのは、日本でもきっとこの大会だけだろうから。
あと1カ月半でいよいよ本番。
来月の試走会は伺えませんが、試走会に参加される方、ぜひ吉野の自然を満喫し、本番に向けてルートを把握してください。
今回のバイクは2017年モデルのムーラン69
今年のブルべでも前半は使用。
普段通勤メインに使用しているが、ブルべやハードなライドでも十分使用可能。
今回は通勤用のまま持ち込み、ホイールはフルクラム・レーシング7にタイヤも余りものの安物グレードの物(笑)
洞川温泉を抜けて、五番関頂上を目指す
登りは頑張りすぎない。
淡々と。そして下りは落ち着きつつ安全マージンをしっかりと取りつつもスピードは落とし過ぎない。
五番関のトンネル
険しさからは想像もできないほどきれいで走りやすいトンネルだ。
試走会を終えて自走で事務所へ。
約70kmの道のり。
GPSのナビゲーション機能を使わず自分の能力だけで行き当たりばったり、道を楽しむ。
突然百済寺が出現!