ニセコクラシック

ニセコクラシック、無事にゴールしました。
年代別(45-49歳)で14位。最後はスプリントせずにゴール。最後一回仕掛けると前週の山岳グランフォンドin吉野で攣った箇所がまた攣りそうだったし、実はゴール後の表彰のお手伝いやトークセッションのときに
「あ!脚攣った〜〜!!」
はアカンやろ、と(笑)
優勝できそうならば、表彰台に手が届くなら・・・なんてひそかに甘い考えも持ち合わせてスタートしましたが、とにかく練習なんてまったくしていない。
自転車には跨ってます。通勤で連日跨ってます。しかし下手すると平均時速20キロぐらいがほとんど。さすがに今回の神仙沼KOM、新見KOMをレース強度で走るのは無理。何度も登りで千切れ、その都度下りで追いつき・・・
どちらかというと後半の方が身体が馴染んできたというか、多少強度が高くても耐えられたかな。これは少しだけ選手だった時の感覚が蘇ったということでしょうか。


昨年UCIの公認大会になったタイミングでニセコクラシックは非常に興味があったのだけれど、昨年は北海道1200ブルべにエントリーしていてさすがに両方はきついなぁと断念。ただUCIが統括するグランフォンドというものをちゃんと知りたかったので、主催者の方にコンタクトを取って今回はトークセッションをさせていただいたり、大会に参加するというだけではなく、大会の中にも少しお邪魔させていただきました。
UCIレベルでもまだグランフォンドは手探り・試行錯誤しているなと感じますが、すごく将来に可能性のある種目だと思いました。
ロードレースとの区別、という点ではなんとなく一緒に見える部分はあるけれど、一昔前の「プロとアマ」みたいな違いなのかな。いい意味でアマチュアの祭典なのかな、と。
それでもUCIが統括することでルールも明確に、そしてちゃんとした大会の格式が今後は築かれていくでしょう。


大会後、関係者の懇親会(反省会?)に呼んでいただきました。その席上でUCIグランフォンドのマネージャーであるエルウィン・フェルベッケン氏がUCIグランフォンドシリーズの中でも5本の指に入る運営だと絶賛していました。
ちなみにエルウィン・フェルベッケン氏、そう、元シクロクロス世界選手権3回優勝した、階段やアイスバーン、砂に泥と、エクストリームコンディションで強さを発揮した90年代から2000年代を代表するスーパースター。
昔話にも花が咲き・・・そう言えば金曜日に会ったときの開口一番
「俺のこと覚えているか?俺は覚えているぞ」って。
いやいや、そのセリフは元世界チャンピオンのあなたが言うことではなく、オレのセリフでしょ!と。ホント気さくな元チャンピオンです。


年代別14位ということで来月フランス・アルビで開催されるグランフォンド世界選手権に出場する資格を得ることができたのですが、月末のロンドン〜エディンバラ〜ロンドンにも出場するし、体力的にも金銭的にも確実に「底」なので今回は見合わせようと思います。
ただグランフォンドはもう少しかじってみたい部分もあるので、来年以降はほかのグランフォンドシリーズや世界選手権も視野に入れたいなぁとは思いますが。


今回の大会に呼んでいただいた実行委員会の皆さん、会場で声をかけてくださった皆さん、即席だったけれどスタート前、ゴール後に同じジャージで気持ちを共有できたRCCメンバーの皆さん、本当にありがとうございました。

Photo:Hideaki TAKAGI


大会前日と表彰式後にトークセッションをさせていただきました。
進行はMCアリーさん。TOJ京都ステージでもご一緒させていただき、軽快なテンポでトークセッションを楽しめました。



今回UCIのマネージャーとして来日したのがエルウィン・フェルベッケン氏
自分がベルギーでシクロクロスをしていたときのスーパースター。
あまりの速さに後ろから迫ってきてラップされるイメージしかなく・・・
今回初めて彼を背後から来るのではなく、前からきました(笑)



レースはスタートから想像していたより速かったです。
同年代だけに、みんな限られた時間でしっかりと練習してきているのが伝わりました。



レース後アリーさんから「羊蹄山はレース中に見えましたか?」って。
いや、見る余裕ないし・・・