南丹美山の原峠へ行ってきました

今回の向山グラベルクリテリウムには土曜日午前中から現地入り、昼からの設営まで少し美山をサイクリングしてきました。

美山を走る機会はあまりなく、知っているつもりの知らない美山でした。
今回は神楽坂トンネルの上を走る原峠へ。勝手な妄想ですが、あまりにも神楽坂トンネルが便利になりすぎて、そのうち閉鎖されることもあり得るのではと思ったから。

新道ができると必ず旧道は消えていく。
周山街道にしても深見峠の旧道は閉鎖されているし笠トンネルの上の旧道も、高校の頃は通れたのに今では通れない。
高雄から中川の間も便利なトンネルのおかげで旧道はすでに車はバリケードで通れない。栗尾峠は自転車歩行者専用にされたが、ちょっと荒れるのが早いので時間の問題か・・・

以前から原峠は知っていたが、特に通る理由もなさそうだし、通航制限のかかった林道などにされたら普通には入れない。ということで設営までの時間に行ってこよう、と。


美山の町から京北や京都、日吉や亀岡、そして小浜に抜けるというのは、非常に険しい峠道や、かなり迂回しないといけなかった。
高校の頃に何度も練習会で美山にも足を運んだが、正直「僻地」「陸の孤島」「違う文化圏」そんな印象を持っていた。
周山街道はじめトンネルやまるでバイパスのような道路のおかげで、週末にもなると比較的気軽に訪れることができる「僻地」ということなのか、道の駅や美山牛乳には他府県ナンバーの車やオートバイがかなり訪れていた。


ちょっとヤバいなぁと思ったのは、原峠頂上には市町村の境目として「美山町」と「日吉町」が。今は市町村合併して南丹市なのだが、確か2006年に合併しているので既に10年放置(笑)とても今後きちんと管理してもらえると思えない。まして頼みの綱の林業が下降傾向と考えると、なおさらだ。


原峠頂上から南側は結構荒れている区間もちらほら。シクロクロスバイクで行ったがちょうどいい感じ。もしかしたら最近のキーワードであるグラベル仕様でちょうどいいかも。

美山町内だけでも、まだまだ見知らぬ道がたくさんあるようだ。
ちょっと時間のある時にでも走り回り、STRAVAのヒートマップで美山も染め上げていきたいものだ。

美山町のことなら俺に聞いてくれ!案内しちゃる!」って人がいましたら、喜んでお受けしたいと思います(笑)



原峠
今は神楽坂トンネル開通で、同じ「南丹市」を移動することにそれほどストレスはないだろうが、これが原峠で結ばれていたと考えると、まさに美山町陸の孤島だったのだろうと感じる。


2006年1月1日に美山町や日吉町、園部町などが合併して南丹市になったのに、いまだに「美山町」の看板があるとは。
ちなみに反対側は日吉町。
10年経過してもケアされていないと考えると、正直このあと税金で道を維持してくれる可能性は低くなる一方ではないだろうか。



今回はラファの新しいスーパークロスジャージでサイクリング。
過去3シーズン、クロスジャージに袖を通しているが、今年のモデルが一番格好良くない??



STRAVAヒートマップ、美山界隈。行き止まりながら林道などは意外と多い。
地図を見ているとそそられる道も多いね。