西日本の連戦を終えて 

masahikomifune22015-07-05

広島中央森林公園で開催された週末の2連戦、「西日本チームタイムトライアル」と「西日本ロードクラッシック」に行ってきました。
チームタイムトライアルは直前になって天候の影響もあり危険との判断でレース中止、そして今日の西日本ロードクラシックはチームからは誰も完走できず、辛い遠征となりました。
チームとして、監督としてレース参戦する以上、結果を残して気持ちよく帰りたいものです。
昔、89年の全日本選手権ロード。
仙台市で開催され、当時まだ免許を持っていなくてオヤジが京都から一人で運転して仙台往復。
往路は確かにクタクタになっていてホテルでイビキとともに寝落ちしていたけれど、6位に入賞し(今のようにアンダー23がなく、もしアンダー23でカウントすると1位だった)帰りの車はオヤジも機嫌よく「いい成績だと疲れない」と言っていたのを思い出しました。
広島まで300km強。成績を出せずに運転するには結構長い距離です。


土曜日のレースが中止になったのは驚きました。
今まで長くレースに携わっているけれど、中止になるのは本当にどうしようもない時だけだった。
積雪そしてレース中に亡くなられた方がいたときぐらいか。

2003年の実業団レース「神戸クリテリウム」では、一部の選手が危険なコースの為中止を訴え、俺が間に入って結局危険個所をなんとか修正するということになり短縮してレースを行った。


確かに広島のコースでチームカーを入れてのチームタイムトライアルは危険かもしれないが、個人ロードよりは安全だと思うし、その危険をどうクリアーするのかを観客は知りたいんだと思う。
危険に対してちゃんとしたディスカッションができないなら、宇都宮クリテリウムは危険だし今後二度と開催してはいけないと思うし、群馬でもそうだ。
今回試走中に落車があったようだが、試走もしてはいけない。
フランドルやパリ〜ルーベは危ない上に世界中で真似をしてしまって事故が起こるかもしれない。
ツールしかり。ツールなんか放送して世界中で危険な競争をする人を排除するためには、音声はずっと「ピー」で、画像はすべてモザイクが必要だろう。
でも、そういう話をしたいんじゃない。


誰も誰かを陥れるためにジャッジしているわけでないことは理解している。
だからこそ、各自が責任をもって(責任をとれよと揚げ足を取る準備をしているんじゃない)すべての決定をしていってほしい。
連盟サイドにも今後いくつかの新しい試みを考えているコースに関しては実走するなどして判断していってほしい。
なんかこういう事を書くと、実走はオレのところに回ってきそうだが・・・


走る準備も終えた状態での中止は選手も辛いですし、何よりも遠方からレースを見に来られている観戦者の方々も辛いと思います。
あくまでも三船雅彦個人の私感です。