山岳グランフォンドin吉野の試走会、始まりました

7月に開催される「第12回 山岳グランフォンドin吉野」の試走会が今年も始まりました。
自分が関わっているイベントの中でも比較的ガチで走るイベント、と言うか思いっきりガチで走るイベントの筆頭なんですが・・・
笑顔で喋ったり握手したり、よそ見する余裕なんてまったくない熱く激しいイベントです!
ってほどではありませんが・・・(笑)

しかし、日本でも屈指の難コースと言い切れる吉野の山々。ナメてかかると大怪我、いや怪我なんかで済まないかもしれない危険な道もいっぱい。
自然と遊ぶということは己を知るということが非常に重要と言うことを教えてくれる大会でもあります。

この大会のボスでもある奈良県サイクリング協会の嶋村さんは、いつもオヤジギャグをかましてくれるお茶目な関西のオッサンではあるけれど、安全と言うことや己の限界を無視したような参加者には俺なんかよりはるかに手厳しい頑固おやじでもあります。
切り立ったような崖に這うようにめぐらされた峠に散らば鋭利な石があちこちに散乱。
パンクして最初に言われるのが
そんな薄っぺらいタイヤ、そんな細いタイヤだからパンクしますねん!
(奈良サイクリング協会の方々はMASSA T2601ユーザーが比較的多いです。ありがとうございます)
試走会をすることで険しさを知ってください。と。

嫌がらせや京都人のいうところの「いけず」で言っているのではない。このあたりが嶋村さんの参加者に対する愛だろうか。


昨日の試走会は桜の季節と言うことで、いつもとはルートは違ったけれど、それでも吉野のコースを把握するには十分なロケーション、そして名物「足の郷」の登りはもちろん走行。
急こう配で歩く人も。
路面はウェットでコケも生えていたし、石も例年より多かった。
そういう意味では、今回参加した参加者はラッキーだ。このうえない厳しい吉野を体験できたのだから(笑)


5月の試走会は行けないけれど、6月7日(日)の試走会には再び試走会講師として参加します。
って、もうちょっと走れるようになっておかないと参加者に置いて行かれるよ(>_<)


使用バイクはリドレー・ヘリウムSL「1号車」
今年初めからブルベにも使用し、既に3,000kmほどを走行済み
軽量バイクながら十分すぎる剛性をも確保、過去にロットのグライペルが集団スプリントで制するなど、スプリントでも十分な剛性を持ち合わせている
そして吉野の激しい路面でもストレスなく走れる衝撃吸収性そしてスタビリティも高く、お気に入りのバイクだ
今回のホイールはカンパニョーロ・カムシンにタイヤはMASSA T2601で6気圧弱。
ギヤはフロントが53Tx39T、スプロケットが12T〜29T



名物でもある足の郷の登り
スーパーロングでしか通らないが、この登りが一番吉野の峠を象徴しているかもしれない。
ここをクリアーできるなら、吉野の峠はクリアーできると言って過言ではないだろう