アルベルト、引退へ

シクロクロス界のトップライダー、ニールス・アルベルトが突然の引退を発表、ベルギーではあまりにも突然のニュースで波紋を呼んでいる。

3年前の世界チャンピオンで、コクセイデの砂を誰よりも速く誰よりも美しく走っていたのは記憶に新しい。
優勝候補最右翼と言われたネイスが後半集中力を切らして着外に。
ゴール後のテレビの生放送インタビューで「もう走らない」というコメントを発してしまい、スタジオはパニック。
ネイスをそこまで追い込んだ走りをしたのはアルベルトの完璧で穴のない走りだったのは間違いない。


アルベルトの持ち味は、前半から飛び出しての独走力。
世界選手権もそうだったし、淡々と勝利へ向けてひた走るアルベルトの美しさは群を抜いていた。


そのアルベルト、 心臓疾患のために競技を続けることを断念。
非常に残念だ。
自分も昔不整脈があり、高校の頃は毎年再検査を受けさせられていた。
プロ選手で検査をしたときは重大ということに至らず問題はなかったから競技を続けられたけれど、やはり走行中に心臓停止した選手がいたこともあり、目の当たりにするとさすがにそういうところで命を引き換えにすることではない、と思った記憶があるし、本人が続けたいと言っても周りを巻き込んでしまうことも十分考えられる。

本人のインタビューを見ていても非常に無念なのが伝わってくるけれど、こればかりは・・・


シクロワイアードさんにもニュースが掲載されています。