2013 SR600 FUJI


11日深夜1時半に起床。
前日は昼ごろから昼寝を繰り返し、晩に寝たのは22時頃か。
しかし寝不足と感じるようなだるさはない。かなり昼寝をしっかり取れた。
これから約2日間は走り続けるから準備をきちんとする。
菓子パンと缶コーヒーの「朝食」、と言っても朝食と言うよりは「夜食」な時間だが。
トイレに行ってシャワーして着替えて・・・しっかりと歯を磨いて・・・

すべての用意が整ったのは2時15分ごろ。ホテルを出発する。
ホテルの従業員には最短でも12日の晩にしか戻らない旨を伝える。

ホテルからスタート地点のJR高尾まで約8kmを自走。
一番軽いギヤでゆっくりと。
スタート地点まで事故のないよう、無駄なカロリーを消費しないように。
JR高尾駅には2時45分ごろ到着。


高尾駅前のコンビニへ。
3時のスタートに合わせてレシートをもらうが、まさかの2時59分!!
レジの兄ちゃんが予想以上に処理が速く、まさか数秒足りなかった・・・
そのくせ袋に詰めるのは遅いという、ますます納得ができない。
そして電子マネーカードにチャージして再度レシートをもらおうとしたら…今度は03時01分。
電子マネーチャージの方法がわからず、奥から店長が出てきて・・・3時ちょうどを逃してしまった(笑)
まぁどうでもいいやと気を取り直して購入したものを食べたりポケットに詰めたり。
約15分ほどしてからスタート。
先日のBRM608青葉600でもそうだったが、冨岡に入るまでが感覚的に土地勘がない。
3時に出発する利点は1時間ほど走れば明るくなり、キューシートの確認も容易になるということ。
日が昇るまでの暗いうちはキューシートを1行ずつ確実に確認して進んでいく。
間違ってしまうとGPSを持たずに走っているので取り返しがつかない。
そういいつつも郵便局角を右折するのを一瞬見逃してしまったが・・・
青梅に入るあたりで夜が明けていく。
この時間帯で怖いのは、信号をまったく守る気のない車がいたりすることだ。
向こうもまさかこんな夜明けの時間帯に自転車で走っているなんて思わないだろう。
今回も20メートルほど先の信号で、赤信号ながらまったく止まる気のない車が交差点に進入してきてびっくりした。
とにかく信号があろうがなかろうが、交差点はすべて車や歩行者、自転車は飛び出してくると思え。
警察官だったオヤジが口やかましいほど毎回オレに言っていた言葉だ。

早朝の秩父、山伏峠を目指して進んでいく。
まだ気温も低く走りやすい。
アップダウンをこなすが、登りではスピードをかなり抑制しながら走る。
吹上峠(120m)小沢峠(380m)など、まるで調子はどうだい?と聞いてきているかのような小さな峠が連続でやってくる。
とにかく無理をせず一定ペースで走ること。
なるべく汗を大量にかくようなペースを避けること。遅い!と感じても、オーバーペースで失速してしまうとそれまでの貯金は一瞬で消え去る。ひざの状態も青葉の時から不安定だ。
無理をしない。
自分の設定した40時間ペースをきっちりと守るということ。それだけのことだ。


山伏峠はハートレートモニターの標高と現在の走行距離とを照らし合わせて、残りのおおよその勾配などを予測。
集落の出口あたりから急に勾配がきつくなったので、そろそろ一気に駆け上がって頂上と予測。
とにかく頂上まで無理しすぎないようにインナー×ローの39Tx27Tで頂上へ。
5時51分、山伏峠到着。
PCごとに記念写真を撮らなければいけない。
こんな感じ、という写真はオダックス埼玉のホームページで確認はしていたが、自分で写真を撮影していてきちんと車体プレートとバイクが写っているのか心配になる。
意外と写真撮影で時間を食ってしまった。
ここからしばらく下り基調。
極力ハンドルの下を持つように心がけて、時速1キロでも楽に上げたい。
単純にハンドルの上と下では空気抵抗でスピード5%ぐらい違うはずだ。
登りでペースを落としてゆっくりと走っていく分、下りはペースを上げるわけじゃなく、楽をしながらスピードアップ。ハンドルの下を持つだけでスピードが変わるのなら持たない手はない。
秩父の町に入ったところで少し雨がパラツキ始める。
さぁ、長い道中を考えてレインジャケット登場か?と考えた途端に雨は止んだ。
秩父を抜けたあたりで朝食タイム。
ホッコリとホットコーヒーを、と注文したら「まだ準備できていません」
朝8時にもなっていなかった・・・(-_-;)


秩父からはぶ厚い雲の下を走る。
時折降ったりやんだりで、藤岡を過ぎたあたりでまとまって雨が降ってきたのでレインジャケットを着用し覚悟を決めるが、そうすると路面がドライ。
どうも秩父のあたりから雨雲の境をずっと走っているようだ。
運がいいのか悪いのか・・・
杉ノ峠を越えるとそこは群馬県
路面がウェットの杉ノ峠を下ると再びドライ。下りで落としていると登りで遅い分を取り戻せない。

冨岡のコンビニで補給。
ここから軽井沢までノンストップ予定、水分をきっちりと補給しておく。
碓氷峠がそれほど険しくないと言っても補給が切れてしまうと消耗度合いは加速していく。
左手に妙義山を見ながら碓氷峠へ突入。
坂本宿、道路左手の水路で汗でべとついた手を水で濡らす。
台風が近づいているからか湿度は高く、指も汗でべとべとして脂ぎっしゅ、不快だ。
少しのリフレッシュでも気持ちがいい。


碓氷峠は184のコーナーがあり、コーナーの番号を見ていればあとどのぐらい進むのかは理解できる。
勾配がきついところは基本的にはない。
先日のブルベで碓氷峠を走っておいたおかげで気持ちには余裕がある。
知っている峠と知らない峠であれば、知っているに越したことはない。
前回よりも少しだけペースアップ。
コーナーも勾配がきつい右コーナーはなるべくオオ外回りで勾配を緩くするようにし、左コーナーは車が来ても大丈夫な程度にほんの少しだけ右に寄って勾配を緩くして走る。


10時25分 PC2碓氷峠めがね橋 到着
ここはさっさと写真だけ撮影し、すぐに走行再開。
頂上までイーブンペースで登り、ハートレートは120前後で抑えるようにする。
碓氷峠に到着し軽井沢で少し早目の昼食にする。
ここからは浅間越え、そして長野原からは草津そして渋峠と最も過酷な山場を迎える。
まずはここで温かいものを食べる。とっさに選んだのはカレーライス。
体は疲れているときほど、本能的に欲しいものに目がいく(笑)
ここでは約30分の大休止。
気持ちを整えて山場へと向かう。



6月11日午前3時
今からSR600、旅が始まる。



山伏峠へ向かっていると突然工事で地道区間
もしここで雨だったら、結構凹むなぁ〜〜〜



山伏峠到着
思っていたよりも看板が大きくてビックリ。



秩父のコンビニにて
イクラックがありフロアポンプも常備と、サイクリストにとっては朗報
ここを通過地点もしくはトレーニングの目的地にするのも悪くない




冨岡を過ぎると妙義山が見える
この独特の荒々しい山、いつも上信越道で長野から走っていて見えてくると、関東平野!っていう目印だ。



碓氷峠



ここから184個のコーナー
コーナーに番号が振ってあり、番号が184に近づいてくると勇気が湧いてくる。



碓氷峠めがね橋、ここがPC2
ここから頂上まで約10kmだ