久々のレース同行

週末は群馬サイクルスポーツセンターで行われる実業団レース「東日本クラッシック」に監督として行ってきます。
レースに同行するのは昨年の最終戦の輪島以来??
ちょっとご無沙汰してしまいました・・・


今年は昨年よりも結構忙しい感じ。
全然生活は楽じゃないんですが、この不景気の中でお仕事をいただけるのは感謝です。
自分が選手をしていた時よりもはるかに自転車に乗られる方たちも増えているし、そのおかげで色々な団体だったり行政が自転車イベントに参入しているので、いろいろとオファーはいただけるように。

郊外を走っていても町を走っていても、スポーツバイクに乗っている人が断然増えているのは実感。
それで今まで頑張ってきた人たちが飯を食えるようになれば、本当にいいことだと思います。
今頑張っている人たちの励みにもなれるしね。


東日本クラッシックは、自分たちのころは「東日本実業団ロード」って言われていて、実業団選手にとっては何が何でも勝ちたいレースの一つ。
過去の優勝者リストにもビッグネームが名を連ねていて、今のようにツアーのランキングのステータスが上がってくると、どうしても総合的なニュアンスでとらえて、ツアーの総合を狙う選手を中心に動いている気がするけれど、自分たちの頃は東日本は東日本、そして別にステータスの高い西日本実業団があって全日本実業団があって、と、独立してステータスが高いレースだった。
自分は元々サーキットで行われるレースがすこぶる弱くて、勝ちたかったけれどこの群馬で開催されていた東日本も最高は3位どまりだったかな。


このコースの難しさは、登り自体は激しくきつくはないけれど登りと下りしかない。
平坦がないので休むところもないが、消耗させるために平坦を使うこともできない。
平坦だから簡単だ、とか楽だというのは間違いで、じゃあデンマークのレースは簡単か?ってそんなことはない。
あまりの爆風で集団から千切れたら瞬殺だし、爆風を利用して組織ぐるみで集団を破壊してくる。
正直登ってくれる方がタイム差がつかないだろう、と感じたこともある。

昔は心臓破りの坂は39Tx19Tぐらいで登るのが主流だったけれど、自分たちの頃はパワークライム系に代わってアウターで勢いで登る系の選手も増えてきていた。
最近はアームストロングを筆頭に高回転で走る選手が増えてきているので何とも言えないけれど、自分では集団が安定しているときは41Tx17〜19T、勝負をかけるとき、かかっているときは53Tx17Tぐらいだったかな。
それができないときは優勝争いはなかったかな。


心臓破りの坂が注目されるけれど、ホームストレート後の緩い下りや(ここでアトランタ五輪選考会ではアタックが決まり、ここまで逃げ続けたのもあり躊躇して終えずにチャンスを逃した)下り切った右ヘアピン後の登りなど、周長は短いのに難しいところはたくさんある。
だからこそ群馬に強い選手っていうのも実際いるし、自分も最初の頃は群馬で走れる選手を見て参考にして走っていたかな。


明日のレースは誰が勝つのか、そしてチームマッサのメンバーもどういう成績で走るのか興味あるけれど、久々のレース会場なので自分が一番ドキドキしています。
俺もローラーでも乗ってアップしようかな(笑)



群馬で唯一優勝した2003年のMIYATA CUP
勝負がかかるときは、心臓破りの坂も必ずアウトインアウトで急勾配も駆け上がっていったな。
今だったら・・・心臓破れるに違いない(笑)