2012 BRM414近畿400

BRM414近畿400に出場、1週間前の天気予報は晴れ、そして徐々に予報は悪いほうへと進み、最終的には土曜日は雨・・・毎週毎週土曜日は雨、これで13週連続?最低な気分だ。


今回の目標は400kmで果たしていない16時間切り、全体のアベレージ25km/hオーバーだ。
200kmは6時間47分、300kmは11時間14分と25km/hは越えている。
やはり400kmでもこれをクリアーしたいところだ。


今回のコースは京都府南部の久御山町をスタートし北上、舞鶴から天橋立、そして丹後半島一周して久御山町へと戻る403kmのコース(しかし実際は8kmぐらい多かった・・・)
京都府北部は山岳コースのイメージが強いが、どちらかと言うと丘陵地帯、丹波「山脈」ではなく「山地」だ。
標高も京都から日吉へ向かうルート上に500m越えがあるだけで、それ以外はせいぜい300m。
しかしアップダウンを繰り返すので厳しいことには変わりない。
ちなみに今回の積算高度は3,100m
400kmからするとまだ許容範囲だろう(それでも一日に3,000mは厳しいが)
もし自分の走ったブルベで難易度ランキングをつけるなら10段階評価で最大6といったところだろうか。
鳥海山を越えて鳥海高原という気温差・標高差ともに激しかった仙台400(実は本当にきつかったのは翌日の昼過ぎに大阪・心斎橋でトークショーしたことだった)、愛知県の常滑をスタートして飯田まで山岳コースを越えて佐久間〜蒲郡知多半島一周の爆風と闘った名古屋400は間違いなく9以上だった。

この雨、てっきり朝には止むだろうという妄想だったので(笑)スタート直前に服装を変更した。
ただ、きっと60kmで雨は止むだろうということ、京都府北部は雨は降っていない、きっとそれなりに天気はいいという判断だ。
スタート前にバタバタして結局スタート地点到着はスタート15分前の7時45分だった。
しつこい雨に備えて、チェーンオイルは少しだけ重いものにする。


先週のフレッシュでも一緒に走った落合君とスタートから2人で進む。
先週のダメージが残っているという彼にはあまり負担をかけないよう、なるべくペースを作るようにする。
先週フレッシュを一緒に走った黒澤君同様、前半のペースメークは苦手なようで、ここでペースを作ってしまい、あとは任せてしまう方がタイムは期待できるからだ。
俺はきついが、俺さえ耐えればタイムは期待できる。


最初の1時間でAVE27km/h強、通過チェックに近い50km地点ではAVE25km/h弱。
向かい風も厳しく、気温もそんなに高くない。
胡麻駅界隈は向かい風、そしてR27はあまり風は気にならず、そこから府道1号に入ってからは向かい風で登り基調。
それでもAVE27km/hまで上がる。
舞鶴への菅坂峠(今はトンネル)は何度か足を運んだことのある道。
PC1の舞鶴は横にコンビニがあるが、何人が先行しているかわからないし(1時間前と30分前に先行組がいる)欲しいものが買えなかったり、混雑しているもの嫌なので、あえてPC1手前1km強のコンビに停止。

舞鶴のPC1へは4時間22分で到着。
晴れていて気持ちがいい。風も若干追い風気味?
この西舞鶴から東舞鶴へと入り、そして由良川を渡ると地獄の向かい風が始まった。
丹後半島の北端までは間違いなく向かい風、もし弱まるとしたらそれは北部のアップダウンなので実際は厳しいことに変わりない。

天橋立を越えると伊根に向かって向かい風区間
約5分ずつで先頭交代をして、ペースが落ちそうならしたハンドルを握ってペダリングしていく。
伊根湾は風もなく暖かい。
道が狭く曲がりくねっているのでスピードダウンし通過チェックの伊根工房へ。
6時間24分で到着。
ここでは休憩せずにそのまま走り出す。

伊根からはアップダウンコース。
落合君は少しきつそう。
今日はオレの心拍は135ぐらいを目安に登る。場所によっては140ぐらいか。
離れてしまっては消耗するので、離れた気配を感じたらスピードダウンして合わせる。
甲崎から経ヶ岬までは景色もマックスだが上りもマックス。
ここは無理せずのイーブンペースでクリアーする。
ここからは西へ向けて進む。


今回のコースは難易度は低いが、唯一難しいのはPC=コンビにはないのが240km程続く。
そして丹後半島ではコンビニはないので補給は絶望的だ。
140kmならポケットに入れている補給食で十分クリアーできるが、それ以上になると厳しい。
110km地点でポケットには詰め込むが、さすがにそこからPC2の豊岡へは難しい。
そして後半を考えると無理に補給のインターバルを伸ばすのは危険だ。
網野町でパンをしっかりと食べてドリンクも補給、久美浜湾を見ながら三原峠へ。
三原峠を越えるとPC3の城崎温泉はもうすぐだ。
県道3号線は道路工事の影響で交互信号にかなり引っかかる。
これで判断力が鈍り、PCを行き過ぎてしまった・・・
約1km行き過ぎてUターン。
ここはから追い風だし日が暮れるまでになるべく遠くまで行きたい。
9時間34分で到着


豊岡の町で18時。10時間の走行だ。
10時間で257km(実際キューシート上は250km)
豊岡の町を抜けてR426へ。
ここは追い風で35km/h巡航。
出石を過ぎてライト点灯、出合交差点をまだうっすらと明るい時間に通過することに成功した。


このあたりまでは落合君は本調子ではない走りだったが、この出合からの登尾峠はかなりハイペースで千切れそうだった。
緩いといえど登り勾配、ここで時速30km/hほど。
それを繋ぐのはかなり厳しかった。
下りはライトを少し遠めに設定。
45〜50km/hで下っていく。
福知山のPC4では思いがけずかなりの時間を貯金できる。
これは16時間を切るのは確実??
そんな気持ちになれるほどの余裕だった。

巡航ペースで進んでいくと、綾部街道でも落合列車炸裂!!
登り基調でも30km/hアベレージ。
まさかのハイペース!
ここまで上げられるなら、序盤からイーブンペースで引いてくれれば・・・
通過チェックの京丹波升谷のコンビニ。
相当時間貯金は完了。


胡麻駅へと曲がる細い道を、勢いよく通過してしまう。
落合君はGPSをつけているが、ここまでミスコースが続いている。
やはり先週の疲れがあるのか・・・
俺も何度かミスしているが・・・
さすがに真っ暗でどこでミスしたかの判断をするのに相当苦しむ。
おおよそ1km行き過ぎたようだ。
ここで思いがけずかなりの時間ロス。
決して遅くはないのだが、キゅーシートの距離と実走行距離(ミスコース含まず)の誤差が大きすぎる。
この時点で8kmほど、AVE0.5km/hは違う。


日吉のあたりで気温も一気に低くなり、そしてここまで甘いものだけで走ってきたので胃が荒れてきて気分が悪い。
突然目が回ってきて足から力が抜ける。
少しギヤをかけてゆっくりとまわしつつ、スピードをほとんど低下させないように努力する。
軽いハンガーノック?かも知れないのでここでカレーまんと紅茶。
さすがにコーヒーを飲もうと思うほどの胃の状態じゃない。

保津川を渡ってR9へ
王子交差点は感応式でなかなか信号が変わらない。
体が冷えての老ノ坂、これで今日の難所はすべてクリアーだ。
クイズポイントに指定されている桂坂のロータリーは、二人ともに何度かミスコースしているので不安になり、残り200mで立ち止まり
「道、間違ってますかね?」と
遠くに見えているロータリーを発見し写真撮影。あとはここから15kmほどだ。


落合君元気すぎ!ほとんど一人引き。
ペースを落ちないように繋ぐようにし、ラスト2km、16時間を何とか切れるか??
時計との誤差が分からないので最後はかなりペースアップしコンビニへ。
レシートをもらうために何を買うかも決まらないまま・・・気がついたらプリンを買っていた・・・
レシートを見ると23時55分、15時間55分でフィニッシュ。
過去に落合君が15時間58分が最高タイムで、多分これが国内ブルベで最速タイムでは?とのことだったから更新か?
少なくとも自己ベストは更新だ。


受付のファミレスに到着すると目が回って気分が悪い。
そのまま注文をするのに何も食べる気になれず5分以上かかり、雑炊すら完食できず残してしまった。
やはり胃の調子が悪い。


これで4週連続ブルベもひと段落
来週は飯山の学生のロードレースで講演会を、そして月末は再びブルベ、中部400だ。


走行データ(受付まで)

  • 走行時間:16時間08分
  • 走行距離:419.5km
  • 平均時速:28.6km/h
  • 平均ケイデンス:75回/分
  • 積算高度:3,155m
  • 平均心拍:107回/分
  • 消費カロリー:13,307キロカロリー


ストップ時間

  • 通過チェック 日吉駅:55秒
  • コンビニ休憩:6分
  • PC1:45秒
  • 通過チェック 伊根公房:2分37秒
  • コンビニ休憩 網野町コンビニ:10分52秒
  • PC2:3分29秒
  • PC3:9分01秒
  • 通過チェック 京丹波升谷:7分56秒
  • PC4:3分54秒
  • 通過チェック ロータリー:1分