パリ〜ブレスト〜パリ プロローグ

8月18日 関西空港
最寄りのリムジンバス乗り場より関西空港
およそ3時間前には到着し、笹井と一緒に夕食。
今回はオダックス近畿がツアーを組み、約30名ほどの参加者が帯同する。
いつもは近畿を中心に国内のブルベであいさつ程度のメンバーから、一緒にゴールを目指して走った盟友たちまでさまざま
とにかく俺としては初めて出場するPBP、なるべくストレスを感じたくない。
個人行動の方が都合がいいこともあるし、逆に個人だと動きにくいこともある。
今回もパリ・シャルルドゴール空港からホテルへの移動や、会場への移動など考えると仲間がいる方が助かる。
旅慣れていない人の中にはオーバーウェイトと既にたたかっている人もいるが、俺は30?制限で29?
セ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜フ!!笑
これからパリへ向けて移動が始まった


8月19日 フランスへ
今回はドバイ経由のエミレーツ航空でパリ・シャルルドゴールへ到着
そして手配されていたバスと荷物を運ぶトラックでホテルのあるヴェルサイユ宮殿近くのホテルへ
さっそく自転車を組み立ててバイクに不備がないかチェックする
輸送した際にバイクがダメージを受けていることもたまにある。
過去にはハンドルが曲がっていたりエンドが曲がっていたり、カーボンフレームにアルミのボトルゲージを使っていて、横からの強い圧力でフレームが破損したこともある。
自分ではないがチェーンリングやフレームが折れていたということも聞いたことがある。
今回はカーボンのハンドルとシートピラーを使用するので、念のためハンドル・シートピラーはスペアを持ってきている。


8月20日 受付へ
この日はスタート地点で受付
参加者が5000人以上のPBPなので皆が一斉に受付をするのは不可能。
そのため事前にオンラインであらかじめ受付時間を予約しておくシステムだ。
俺は夕方を指定
ホテルからヴェルサイユ宮殿横を通り、会場まで約10km。
走る装備と一緒で受付ということで、ウェアーや反射ベスト、ライトにそして外国人の場合はパスポートを所持して会場へ向かう。

流れ作業でバイクや所持品のチェックを済ませ、最後にゼッケンや足に着ける通過チェックのためのチップ、そして最も大事なブルベカードを受け取る。


ホテルで明日の作戦を考える
今回エントリーしている80時間のカテゴリーは21日16時スタート、一番最初のスタートだ。
これは前が完全にフリーになるので出場している人は皆ある程度タイムを狙ってくるはずだ。
過去に何人もPBPに日本人が出場しているが、この80時間のカテゴリーに関してはほぼ未知の世界
エントリーしたとしても先頭グループにくらいついた日本人などいない。
誰に聞いても一瞬見た、すれ違った先頭グループがすべてで、あとは妄想でしかない。
今回もたくさんの人に聞いてみたが、やはりまちまちで話にならない。
ある程度は自分の「妄想」でまとめた流れを信じて準備を進めていく。
明日必要なもの

  • 半袖ジャージ(Rapha)
  • インナーシャツ(Rapha)
  • ビブショーツRapha)
  • グローブ(指切りと指付き両方)
  • ソックス(MAVIC)
  • 脹脛のサポーター
  • ヘルメット(OGKモストロ2)
  • アイウェアアディダスa167クリスタルSグラデーションレンズ)
  • シューズ(MAVIC)
  • レインジャケット
  • レーサーキャップ
  • フランスパンのサンドウィッチ3個
  • 黒糖のど飴 ポケットに入るだけ
  • シリアルバー4本
  • シトリック・スポーツドリンク粉末8本
  • チョコレート
  • ボトル3本(シトリック)
  • ライト2個+スタート地点に予備1個(キャットアイEL530)*電池新品
  • テールライト2個+スタート地点に予備1個(キャットアイLD610)*電池新品
  • フランスパンのサンドウィッチ
  • 携帯工具2個
  • 予備チューブ2本
  • パンク修理パッチセット


寝る前にいつもと同じく着ていくもの、持っていくものを一通りまとめて少し早めにベッドに潜る


出発を待つ参加者たち
まるでいつもの近畿ブルベのブリーフィングのようだ



いつも遠征に使っているオーストリッチのトラベルバッグ
ここまで大きなトラブルもなく愛用している


ヴェルサイユ宮殿
今回のスタートからたったの6kmほどしか離れていない
ホテルからもたったの1?強だ



明日のスタート地点
ここから600km先のブレストをめざし、そしてUターンしてここへ戻ってくる



今回の使用機材はブルベでいつもおなじみのコラテック・マウロサニーノモデル
1200kmの長丁場、トラブルや巡航速度を考えるとこれ以外に考えられない



前日にスタート地点で行われた日本人の記念撮影へ
明日は頑張ってください!
とお互い頑張らなきゃいけない参加者からも激励をうけた
俺:写真前列右側