グランフォンド吉野試走会の講師でした

グランフォンド吉野の試走会に行ってきました
この大会は奈良県サイクリング協会さんが主催される人気大会で、多分日本で最も過酷なグランフォンドでしょう。
吉野の山の中は道も狭いし急勾配
そして非常に荒れた道が多いため、パンクや落車、メカトラブルが後を絶たない。
その中でどれだけリスクを回避できるのか
サイクリストという前に、人間力が試されるイベントだと思います。
実はそこが俺のツボにはまっていて楽しいイベントでもあります。
もちろん危険なことはなるべく避けて、安全に行うことが当然ですが、一般公道である以上は走る人の責任、能力がぢ味だと思います。
そう考えればこのイベントは本当に楽しめます
だからこそ完走率が60%ぐらいでも多くの方がチャレンジしてくるし、ちゃんと準備すれば危険は縮小できるし回避できる大会です。
完走するだけでサイクリストとしても一人の人間としても誇ることができる大会なんてそうそうないですからね


例年7月開催だったのが今年は10月。
今回も足の郷の上りと五番関の上りを中心の試走会でした


朝から強烈に暑さを感じ、スタッフの方もしきりと「暑さ対策、熱中症対策を施して気を付けてください」と注意をされていました。そのぐらい暑かった
(しかし昨日はもっと暑かったというスタッフの声)

今回は日焼け防止のため長袖にレッグ(ウォーマーじゃなくて薄手の日焼け防止)、指付きグローブ。おかげで体は全然熱を持っていません。直射日光を浴びないだけでも疲労はマシですから
(半袖半パンで走ると間違いなくチームの選手より俺の方が黒くなりそうなので。それは避けないと)
足の郷ではうだる暑さで標高1000mぐらいなのに全然涼しくない
時折涼しい風が入り込んでいましたが、それでも暑さに対して全然足りなかった・・・

昼過ぎから登り始めた五番関の上りは雨が降りだし、頂上では鳥肌がたつほどの低温・・・そりゃ標高1000mあるし当然か
下りも落車のないように安全に
トータルで約100km走行。本番に向けていい試走になったのではないでしょうか


試走会に参加された方の落車やリタイヤ率が非常に低く、参加する意義があると思います。
自分はもちろんヒルクライマーではないし、どちらかというと登りは遅い部類かな。
それでもこのグランフォンド吉野で完走できるのは多分きちんとペース配分を作って走っていることと、下りでは自分の限界をもちろん越えないし近づかない。常に自分のコントロール下で走行すること。リスク回避が最もスピードアップだと思っています。

今日もそのあたりを話しながら走りました。
走りながらもいろいろな質問に答えて走ったり、休憩中もいろいろな話をしながら走行
次回は8月14日に試走会があり、再び講師をさせていただきます。
また試走会も楽しみにしています
参加されたみなさん、お疲れ様でした&ありがとうございました