2011 BRM625静岡400

[BRM]2011 BRM625静岡400

静岡県袋井をスタートし、飯田、伊那と北上し戻ってくる山岳コースのブルベ
400?で積算高度が4,400mほどと半端ない。
今回最もきつかったのは、湿度と気温だ

スタートして2kmほどでいつもよりも気温と湿度が高く感じすぐにUターン。上着の組み合わせを変える。
スタート時から汗が額から玉のように転がり落ち、いつもよりも苦戦しそう直感したからだ。
いつもなら早朝はもっと清々しさを感じるはずなのだが・・・


最初のPCは30kmも進まないのでアップと割り切る。
スピードを上げすぎない走りの中で、ペースが合いそうな人と一緒に走るようにする。
目標は16時間。400?なので平均で25km/h。
無駄のないペース配分はもちろんだが、どれだけ自分の定めたペースで中盤まで上げすぎないかが課題となるだろう。
特に前半に通過する新野峠平谷峠そして治部坂峠をどれだけ上げすぎないでペース維持できるかがだろう。
60kmを超えると登り貴重に変わり始める。
心拍135、上がっても140で登りをクリアーするように心がける
長い新野峠や急勾配の平谷峠はかなり苦戦するも、なんとかクリアー。
今回はインナー41T、ローギヤ25Tの組み合わせ。この組み合わせできついと感じることはほとんどないが、今回はこのローギヤ設定でもきつく感じるほどの急勾配だった。
平谷峠を下ったところで自動販売機に止まり飲み物調達。
野峠でも道の駅で飲み物を補給しているし、暑さでPC以外でのストップが増える。
落ちたスピードは下りで帳尻を合わせる。
登りや平坦で落ちたスピードを後半に上げていくことは基本的には無理だ。
それは巡航速度が安定すればするほど無理。
下りでもペダルを止めないようにし、1秒でも稼ぐことを意識する。
もちろん無茶な走りは危険だし、何かあると稼いだタイムはすべて失ってしまうので安全第一だ
寒原峠から飯田への下りは、前に車が詰まったためにペダルを回すことはほとんどなかった。
飯田のPCにはだいたい予定通りながら、当初の計画より約10分遅れ。ここではサンドウィッチと飲み物補給で先を急ぐ。
大気が不安定でいつ雨が降ってもおかしくないだろうし、目標としては最後の新野峠を明るいうちに下りたい。
そのためにもここでゆっくりとするわけにはいかない



静岡でのブルベでよくご一緒する市川さんと新野峠から一緒に走る。
休憩リズムが一緒だし、こちらもスピードを一定で走るときはだいたい同じスピード域が多いので楽だ。
飯田から伊那までのルートを時折喋りながら進むが、登り返しで遅れがちになり待っていると
「頭痛いんで途中適当なところで休むので、先に行ってください」と
軽い熱中症か・・・暑さも半端ないし
そう思っていると待っているわけじゃないがこちらも頭が痛い。同じか・・・
駒ヶ根付近のコンビニで水分補給し、伊那まで一緒に走る
途中で恵みの雨(?)火照った体にはちょうどいいシャワー状態、伊那を前に雨も止む



折り返し地点のコンビニで8時間20分
これはもしかするともしかするかも・・・
補給食を確保し、すぐに出発
市川さんはもう少し止まるとのことで、ここからは単独だ
伊那から駒ヶ根へ向かう火山峠では雷が鳴りはじめ雨が降るが、このペースで進めば雷のなる地域を抜けられそうだ。
淡々と走る中で若干ペースアップしていく

途中でTOJ飯田ステージ、実業団の飯田のコースと重複する箇所を走行。まさか引退してからここを再び自転車で走るなんて思っていなかったのでビックリ
選手の時はアウターで走っていたところが、今日はインナーで21T・・・これが現実か・・・
R151に入ると途端にスピードダウン。予定よりもどんどん進めなくなり始める。
PCでは少し長めに休憩。うどんとおにぎりを補給する。ここまでロクなものを食べずに走っているので、実質これが最初の食事だ

最後の難関新野峠
全体的に下り貴重になっていたからナメていたが、実際に登り始めるとループ区間ありで勾配はきつめ。
23Tと25Tのギヤでペースを安定させる
ピークを越えたと思ったら、盆地の向こうにまだ上りが見える。どうやらあそこがピークのようだ・・・
そしてその大したことなく見えたピークが、思いのほかきつくてノックダウン。
平野部は雲に覆われているがここだけが天空の世界と化し、きれいな夕焼け。ほんの少しここで休憩し写真を撮ったりする。


下りは日が陰りだしたのと、雲の中なので暗くなり始める
キャットアイのライトEL530が明るいので気に入って使っているが、これを2個体制で自分の走るラインを照らし、時速50km/hほどのスピードで峠を下っていく。
このためのトップギヤ11T
ロードレースのようにケイデンスを上げていってスピードを維持する訳ではないが、80回転ぐらいを維持していく。


県道80号との分岐を過ぎあたりから暗さを増す。
往路でのイメージを思い出しながらライトの明かりを頼りに進む。
R473に入ったころには真っ暗。そして徐々にハンガーノック気味に・・・
自動販売機で炭酸ジュースを買って誤魔化す。そして最後のPCでサンドウィッチ、ゆで卵を補給
最後は時速26〜28キロの範囲。スピードを上げられる体力の余裕はないので、ひたすら休憩をなくし、信号が赤になるのがわかる場合は手前からぺダリングを止めて体を休めるようにする。

そして22時39分ゴールへ。
16時間39分、なんとか16時間台でゴールすることができた・・・


スタートして装備の変更のためUターンをしたことは最初に触れたが、このロスタイムを差し引くと実は16時間27分だった・・・まぁどちらにしても16時間を切れなかったのは残念だ。
登っているときは疲労でへこたれそうだったが、ゴールしてみると今まで走ったどの400kmよりも体のダメージは少なかったようだ


BRM625静岡400での走行データ

  • 走行時間:16時間28分
  • 走行距離400.60km
  • 平均時速:25.8キロ
  • 平均ケイデンス:74
  • 平均心拍:111回/分
  • 消費カロリー:14,356キロカロリー
  • 積算高度:4,295m


野峠頂上にて
なんとか夕陽の時間のここへ来られた
あとはナイトランへ突入



折り返しての火山峠までは順調だったが、きっと往路の「山岳詰め合わせセット」で心拍数的に約5〜10ほど高かったかも
ここで抑えることができていれば、最後の新野峠はもう少しペースできたかもしれない
あとは飯田〜伊那の熱中症気味でのペースダウン
ポジティブにこのコンディションなら良しとするべきか