ツール第2ステージ解説を終え

昨日のツール第2ステージ「ブリュッセル〜スパ」、まったく予想できない意外な展開での幕引きとなってしまった。
自分も選手時代にストックー峠には何度か訪れたことがあるけれど、あそこを集団で下るの?って正直不安だったんだよね。
リエージュ〜バスとーニュ〜リエージュなんかだと、ナーバスだけれどツールのようなスプリンターからクライマーまでなんでもありの集団じゃないし、もう少しばらけたような感じで走るのに対して、今回はちょっと危険度が高かった。
あくまで推測だけど、ストックー峠の丁度落車が重なったあたりにメルクスの石碑があるので、それであそこを何が何でも通したんじゃないかな。
あれだけトップ選手たちで落車が多いと、ちょっと辛いなぁ〜〜
しかしそのメルクスのバイクに跨るシャバネルが勝利したのが話が出来すぎですが

あの状況で一番得をしたのはもちろんシャバネルだけど、一番損をしたのは誰だろう…
オレの独断で話をすれば、一番はフスホフト、そしてマルティンだろうか。
フスホフトは区間賞とグリーンジャージ争いでライバルたちを一掃するチャンス、そしてマルティンが新人賞&総合でライバルたちにリードする、すなわち少しコースが険しくなったときにマイヨジョーヌというもののチャンスが低くなったのだから。
今日のステージもパリ〜ルーベのコースを一部走ると言うことで危険度は高い。
リタイヤするような落車などがないことを祈りたいし、そしてあと選手たちが「危険だから今日もレースしない」みたいなことはなければいいな。


昨日はスキルシマノの土井君がゲスト
髪の毛は茶色いし爆発してますが、すごく好青年でいいやつです。
ついでにオレもいいやつです!

彼とはオレが選手最後の2008年、土井君の住んでいるオランダの家へ遊びに行き泊めてもらい、いろいろな話で盛り上がりました。
夜中までしこたまビールを飲んだのが懐かしいです。
本番中も常に選手目線で緊張しつつまじめに話す姿が好印象。
思わず自分を見つめ返し、本番中にリラックスしすぎている自分にショックを受けてます。

本番終了後、サッシャや土井君そしてディレクターさんたちと食事へ。
夜中1時過ぎから飯って業界人みたいじゃないですか!!
って興奮も束の間、朝から寝不足で頭いたいです。
飲みすぎじゃないですから・・・(多分)
選手も落車しようが頑張っているので、オレも寝不足ですが頑張ります!
(次元が違うって??)

今日の第3ステージも解説で登場します。
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追伸:収録後、多くの人から「笑わせてもらいました」って、どこか笑わせましたか??