やりすぎでっしゃろ

昨日のジロ、さすがにあれは「やりすぎ」やろ？っていうぐらいの未舗装レースでしたね。
俺も現役時代に数々の未舗装レースを走ったけれど、ジロの峠がほぼすべて未舗装って言うのはさすがに見ているこちらも辛さを分かち合ってしまうようのコースだったね。
それにあの雨でドロドロじゃ、さすがにきついだろう。
総合上位3人は落車の影響で位置を下げたものの、俺の見方はあくまで
総合上位は実のところ大きな変動と捉えるのではなく、仕上がっていない選手、狙えない選手に対して椅子取りゲームをしたような感覚
だ。
だから上位10人ぐらいはヴィノクロフが少し抜け出ているけど、あまりアドバンテージと(まだ現時点では)みていない

エヴァンスがさすがだなって感心したのは、レーサーキャップのつばを最後まで決して上に上げたりレーサーキャップを脱いだりしなかったってこと。
ヴィノクロフが後半しきりと目を痛そうにしていたけど、序盤はたしかキャップを被っていたんだよね。

それを脱いでしまったために前の選手から泥が目に直撃。
おまけに泥や汗などが頭からどんどん額、そして目に落ちてくるんだわ、これが。
だから雨の日もヘルメットを直に被るんじゃなく、できればレーサーキャップやバンダナなどをしておくと、これだけで視界が何も無いより｢まし｣だ。
レーサーキャップはツバを下ろして上目遣いに前を見ることで、かなり泥は防げる。
（でもゼロにはならないけど)

そういう俺も現役時代に何度も目の泥で泣きを見ている。
目が大きい(?)からか、目に砂や泥が入って翌朝に目を開けようとしたら目が泥を吐き出していて、それが目脂になって固まっていたり･･･これがまた痛いんだな。
目脂がジャリジャリなんですよ！
2日間ぐらいは目がゴロゴロしていたり･･･

シクロクロスで一度泥が入ったまま走り、角膜に傷がついたのか1週間ほど視力が落ちたままだったこともある。
片目しか使えずにバランスを取ったり、まして自転車で数時間走るなんて･･･
そんなサーカスみたいな芸当は、絶対あり得ない
片目を閉じて時速50キロで峠を下ったらわかるけど、こんな怖いことできやしない。
いくらプロでも｢えいっ！！｣
って勢いで下れませんから。
(世の中にはそんな人もいるかもしれないが･･･)

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フランスの未舗装レース｢トロブロレオン｣を走ったあとの俺の脚。
乾いていてこれですからね･･･
ちなみに俺は未舗装レースに関してはなぜか得意。
トロブロレオンも2002年は17位ぐらいだったし、デンマークのGPミットバンクでも20位ぐらい、ローラン・ジャラベールのちょい前でゴールでした。
この写真、トリミングして脚だけにしましたが、実は顔を見ていると
若い･･･こずえ　みどり

チームメートだったフランキー
見事なツートンカラーです