ベルギーって訛ってナンボなんです

バイシクルクラブの撮影で甲府&松本に行ってました。
気温はそれほど寒くないはずなんだけど、やはり春発売に合わせてのスタイルということで薄着。
そりゃ〜〜この時期に半袖は寒いでしょ!!
久しぶりに握力が消えていく感覚が蘇りました。
ということで20日発売のバイシクルクラブは必見です。
どこに写っているか見つけてやってください。


週末はやってきましたロンドこと
De Ronde Van Vlaanderen
現地読みでドゥ・ロンド・ファン・フラーンデレン
ベルギーはかなりたくさんの現地訛りがあるので、あくまで標準的なフラマン語オランダ語表記ということで理解よろしく。
どういうことかって言うと、隣町(5km)でも訛りが存在して言葉が通じにくいっていう、ウソみたいな話がベルギーでは本当にあります。
俺も長らくコルトレイクに住んでいたけど、10kmほど離れたフランス国境のメーネンに行くとちょっと言葉は違うし、ゲントまで行くと「何?コルトレイクに住んでいるの?」って。
たった40kmほどなんだけど。
薬局のことをAPOTHEEKというんだけど、昔は口語表記のみで書いちゃったもんだから古い薬局だと
APOTEEK
なんてのもあるし、Eが一つのバージョン(?)もあったはず。
わかりやすいのはファンデンブルック
実はファンデンブルックって苗字の方はベルギーのあちこちにおられるけど、綴りにむっちゃくちゃパターンがある。
これは
「ナカムラです」
中村さん?仲村さん?永村さん?半村さん???
って感じでしょうか。
喋ると同じだけど、書くと全然違うのである。


オランダは商業発展(貿易)の影響でさっさと言葉を共通にすべく動いたようだけど、ベルギーはオランダからもフランスからも浮いてしまい、その町、その地域の訛りのみで時代が流れていったそうだ。
一部地域はオランダと交流があった町もあり、例えばアントワープやメッヘレンなどは比較的オランダ語に近いけれど、デパンヌをやっている地域などはある意味最悪。
フラマン語ができても言葉は通じません・・・(ひどい!)デパンヌのほうのご年配の方のインタビューなどは、テロップでまくり・・・
西フランダースの人間がミーティングし始めると、オランダ人はわからなかったしね。


自分が選手時代に仲の良かった選手たちも、いつの間にか皆ベテラン。
ロジャー・ハモンド(サーベロ
セルゲイ・イワノフ(カチューシャ)
ユルゲン・ファンデワール(クイックステップ)
ベルト・デワール(ランドバウクレジット)
みんなあんなお子ちゃまだったのに・・・(泣)

明日が楽しみですね。
解説頑張りますのでよろしくです!!