リメンバー

パリ〜ニースも佳境を迎え、ティレノ〜アドリアティコが始まり・・・
ミラノ〜サンレモも近づいてとなると、ベルギー時代に春のクラッシックレースに備えて走りこんでいた頃を思い出すね。
灰色の雲に覆われて、目に見えるような爆風の塊がどんどん押し寄せてくる。
濡れた路面から砂まじりの跳ね上げをいっぱいシューズカバーに浴びながら、それでも体がスカンスカンになるまで走っていた・・・


同じ道でもメーデーが終わると、もうベルギー全体がまったく違う雰囲気になってしまう。
次は選手権までは西フランダース州に関しては拍子抜けした感じだった・・・
なんで急に思い出したのかって、たまたま過去の新聞などをきちんとファイリングしないとなぁ〜って整理していたら、実は2002年に読売新聞(大阪)夕刊で少しの間だけ連載させてもらっていたのだけれど、その記事をササッと見たら急に懐かしくなってきた。
それに春のクラッシックレースシーズンでしょ、それこそよく走っていた道がふと脳裏をよぎってね。

そう言えばベルギーはロードレースが国技だけれど、軽く練習しているときにすれ違ったオッサンサイクリストがUターンして追いかけてきた。
並走でいきなり質問攻め。
そろそろ家も近かったし
「俺あっちに行くから。家あっちだし」
すると
「ああ、俺も」
って。
曲がる方向すべて一緒。
あ、これってストーカーじゃねぇかよ!!って思い、
「俺そこのパン屋でパン買わないといけないから。じゃあね」
と強引にパン屋へ。
他にもスーパーで買い物していたら後ろをつけられてヒソヒソと俺のことを話されたり・・・それでついてこられたり・・・
ベルギーじゃメジャースポーツなだけにいろいろあったね。
ボーネンが練習に専念できないからモナコに、って気持ちもわかるわ。
日本じゃチャック開いてないとヒソヒソはなかったんでね。


最近は日本でもロードレースが盛んになりつつあるので、そういう意味では軽いストーカー行為もされているような・・・たまに笑顔で対応しつつも、振り向いたら阿修羅のような形相でムカついていることもあり・・・ってそんなこたぁ〜〜ないけれど。
ちなみにストーカー行為をされる人っていうのは、どうやって注意するんですかね??
直接「ええ加減にせえやっ!おらぁぁぁぁ!!」って言うんですかね。
どうでもいいことなんですが、自転車乗っているときにいろいろ考えていて、今日のテーマがそれだったもので・・・
ベルギーでも同じテーマで練習していたな・・・
それも思い出しましたが、・・・答えは忘れました(泣)


フランドルの戦闘の狼煙、ってイメージなアウデ・クワーレモント。
俺のホームコースと言っても過言じゃなかった。
ここで周回コース練習とか、今考えたらタイヤやホイール、そして自転車に俺自身の耐久テストじゃないんだから・・・(笑)