ブルベ名古屋300km(伊良胡)のレポート

天気予報は雨。
300kmを雨中に走るのは非常にリスキーだし、体力の消耗を考えると気乗りはしない。
しかし朝には奇跡的に天気回復。ホッ
あとは晩には再び崩れるとの予報だったから、なんとか晩までには戻りたいところだ。
前日に笹井と入念にどういう走りをするかチェック。
あれこれ意見を言いながら地図を頭に叩き込んでいく。

今までの経験で言うと、300kmは練習という感覚で走破できる距離。
その中で携帯する荷物は厳選し、重量バランスが変わらないように長袖ジャージの上に半袖ジャージを着用し、ポケットを6個使えるようにする。
下のジャージのポケット

コンパクトデジタルカメラ
財布
タイラップ2本
カッターナイフ
ガソリンスタンドなどで空気が入れられるよう、バルブ
ビニールテープ
レインジャケット

上のジャージのポケット

携帯電話
補給食

その他
サドルバックの中身

予備チューブ3本
タイヤレバー
携帯工具

持っていけばよかったもの(次回持って行くもの)

手ぬぐい(汗を拭いたり、汚れたサングラスを拭くのに)
絆創膏+傷薬(最悪の事態に備えて：コースが険しいので)

コースのプロフィールを見ると、16時半ごろに新段戸トンネルさえ越えることができれば、明るいうちにゴールできる。でもさすがに無理か…
300キロを11時間半に目標設定。
風と山岳コースをどうこなすかがポイントだ。

今回はいつもブログにも書き込みされている錆和田さんも一緒に参加。
錆和田さんは、チャリ通で片道200kmとかを真っ暗の中を走られたり(8時間で！！それも10kg以上の荷物を背負って、とのこと)奈良から長野県の茅野まで荷物を背負って16時間で走行、普段からも150kmぐらいは大きなリュックを背負って巡航33キロとかで通勤されているとのこと。
平均でも月に2000kmチャリ通され、多い月には3800km！！背中にサーバーやパソコンを背負ってどこにでも行くそうだ。
想像しただけでもダイナミックだ･･･俺なんか背負っただけでアンパンマン並みに力が出ないので･･･
長距離走行のコツを教えてもらうためしばらく後ろにつかせてもらうが、この日は貧血気味で体調不良だったらしく、軽装備にかかわらず時速30キロも出ない状態だったので、申し訳なく思いつつも笹井と先を急ぐ。
前回も神戸でのブルベも体調不良とのことだったが、ブルベとは相性が悪いようだ。
他の日は毎日平均時速28キロとかで荷物を背負われているとのことなので見てみたかったのだが…

ハートレートモニターを見ながら、長時間走行が可能な心拍域に調整。
長篠のコンビニに着いたところで平均時速27キロほど。
登りは長くて険しかったが、その分は下りが長く平均時速はそれほど落ちなかった。
巡航30〜35キロで無理をせずに進んでいく。
とにかく調子がよく、脚がスムーズに回る。
海岸沿いに出ると強烈な向い風だったが、なぜかこの日は向い風を感じない。
ずっと時速32キロぐらいはでている。
半島の先に辿り着いたときに12時30分になっていなかった。
休憩せずそのままUターン、伊古部のセブンイレブンまでに詰め込んでいた補給食で間に合わせ、ようやく俺はここでコンビニ休憩。
とまってボトルの給水、そして一気に食べ物を口に詰め込んで、あとはポケットに補給食を詰め込み、走りながら補給する。

このあたりから笹井の調子がよくない。
長篠のコンビニ後しばらくは後ろに喰らいついてくるが、新段戸トンネルへの峠の入り口で離れ、あとはマイペースで登り続ける。
下りは流れるように、しかし安全に余裕を持って下る。
県道39号に入ったあたりでようやく暗くなり、ライトが必要。
うまくいくと11時間切れる？？と期待するも、最後の5キロを切ってナビや地図を見ず感覚で曲がった結果、道を間違えてかなり遠回り。
結局ここで迷った分がそのままロスタイムになり、11時間14分。18時14分にゴールした。

器材
バイク：FOCUS CAYO '09
コンポ：カンパ・コーラス11S
53T×39T　11T-25T
ホイール：カンパ・シャマル '09
タイヤ：パナレーサー　デューロ23C
チューブ：パナレーサー　ブチル　
前後とも7気圧
ボトル：750ml×2本

休憩
スタートして最初のコンビニ：およそ5分(和田さん給水)
1回目のチェックポイント：およそ7分ストップ(大福もち、コーラ)
2回目のチェックポイント：およそ2分ストップ
伊古部のセブンイレブン：およそ8分ストップ(アメリカンドック、給水、コーラ、おにぎり)
3回目のチェックポイント：およそ4分半ストップ(1本給水+チョコバー1本、500mlペットボトルのドリンク、エネルギーゼリー1個購入)