VDB(ファンデンブルック)と言う男

masahikomifune22009-10-13

連休中は、なんだかいつの間にか終わっていた、そんな感じ。
一日ぐらいまとまって100kmとか走れるかなと期待したけど、さすがに100kmも走るのは無理だった…
連休中は子供の運動会に行ったり一緒に遊んだり…
それでも基本的には忙しくなければ一日40kmのライドができるだけ十分かな。
今日も子供が代休だったので朝からずっと子供と一緒。
せっかくなんで補助輪無しで自転車に乗れるべく練習。
なんとか乗れるようになったので、次からはふらふらしないように指導していかないと。


フランク・ファンデンブルックの死のニュース
親密ではなかったにしろ同じ94年にプロデビューし、多くの出来事を同じ時代に感じた仲間として驚いている自分がいる反面、まるでこのことが起きる遥か前から、その名前に何かセピア色に感じる存在感のなさ、驚きのない自分がいるというが正直なところだ。
もちろん最近選手としても復活していたし、存在感は感じていたはずなんだけど…


93年のアマチュア時代、とあるベルギーのステージレースで同じ日本人として市川さんの次に「世界」に近かった橋川の走りと粘りにも度肝を抜かれたが、それ以上にベルギーのアクセル・メルクス、そして何よりも針金のような華奢な体で、アルデンヌの急勾配を駆け上がっていく若干18歳(だったと思う)のフランク・ファンデンブルックの記憶は未だに鮮明だ。
荒れたベルギーの路面なのに、32Hのホイールで走っている集団の中で彼だけが28Hだった。
俺的にはそれだけでも驚きだった。
そしてプロの世界へと入った94年。
プロ入りする年齢じゃなかったはずだが、あまりにも強すぎて特例で4月1日よりプロ入り、いきなりフランスのクラッシックレースで優勝した。
ベルギーのレース、更衣室で目の前に座って目の合った若干19歳のファンデンブルック。
あの時たった1秒ほど目が合ったけど、ずっとあの印象のままだ。
その後の彼の戦績、そしてその奇行はご存知のとおりだ。

あの子供のようで華奢だったファンデンブルックも34歳。
選手としてはどうであれ、34歳の死は早すぎる。


97年、どこのレースだったか忘れたけど、一緒に数人のエスケープ。
このマペイ時代が一番彼の強さを完成させたんじゃないだろうか。
とにかく強かった、正直何をしても勝てるとか感じたことがなかった・・・