さんいん1300 Day3

ライフ・シクロワイヤードにて、先日東京「Nicole EuroCycle」さんで行われたスクールのレポートが掲載されていますのでご覧ください。
(こちら)

週末は実業団レース「美麻ロード」に同行します。
チームにはピュアなクライマーはいないので相当苦戦するとは思うけれど、コンチネンタルチームや強豪選手の走りを目の当たりにすることで今後の役に立つだろうし、何より涼しい長野で走るのはシーズン後半に向けていいプラクティスになると思います。
もちろん俺もバイク持参で、スイスで行われる世界選手権にピークを合わせるべく仕上げていくつもりです。
って世界選手権に出るわけではありませんが。



さんいん1300 Day 3
昨晩はまるで何かに憑依されるかのように睡魔に襲われ、気がついたらBJやコロンさんたち「三船雅彦さんいん1300サポーターズin下関」に起こされていた。
午前2時に起床するも外は予想外の雨。
止むのか止まないのか、ルートによって走りやすさはあるのか…
インターネットを駆使してルートを検索。
しかし結局何も打開策を得ることは出来ず3時18分、雨の下関を出発した。
国道2号線から9号線へと入る予定通りのルート。
長府からは明かりもなく、激しい雨で水没した国道2号線を走っていると、水田かここは!と自分に怒りが湧いてくる。
山陽小野田からはバケツをひっくり返したような雨で、わだちを滝のような勢いで水が流れており、入ろうものならなんの修行かと思うほどに抵抗が増える。
小郡あたりで明るくなり始めるが、メーターの表示が見えた途端絶望感に包まれるほどスピードが出ていない。
ドが3つ並ぶぐらいの平坦なのにスピード20キロ。体も冷えまくっている。
コンビニで温かいコーヒーを飲む。
まさか8月のライディングでホットコーヒーを飲むとは思いもよらなかった。

小郡からの峠は体が温まっているのと若干追い風に救われたようで、時速13キロ〜18キロで推移している。
長門峡では雨足も弱まり空も明るくなって期待するも、津和野まではまた豪雨…おまけに気温17度って…昨日は34度あったのに。気温差17度はきついなぁ。
長門峡から津和野への登りでは、わだちを避けながらひたすら走る。わだちに入ると激流下りみたいな感じで、スピードは一気に減速してしまう。
益田でコンビニに入ると、昨日休憩中に出会った作業員に再び会う。
下関に行った帰りだというとビックリされていたが、違う場所で偶然会ったことの方が驚きやろ。そこに食いついてくれ。

増田からは追い風にも助けられる。ほど平均30キロで浜田まで。
そして大田までも28キロ以上のアベレージ。
さすが元選手な俺!速い!と自画自賛
こ・こ・これは4時間前を行く笹井にも追いつくのか?と思うのもつかの間、ハンガーノックで30分座り込み、今までのペースアップはすべてチャラになってしまった。
だいたい昨日の焼肉からメシ食べてないし。
アメリカンドッグ2本とドーナツ1個。
いくらカルビやてっちゃん、にんにくスープが強烈だからって…そりゃ8時間も走ってりゃなくなるわな。  


出雲に入ってからは再び雨が強くなり、なんの試練を受けているんだ?と自問自答。
きっと悟りを開いたお釈迦様も、はるか昔にさんいん1300みたいにドMなイベントに参加されていたに違いない。
絶対そうだ
そうだと言い切る篠沢教授に人生を賭けてもいいぞと独り言を念仏のように唱えつつ、宍道湖畔を牛歩のような平均時速で抜けていく。
もう松江市内ではものを考えるのも面倒くさいほど疲労。そして夕方5時40分、東出雲のチェックポイントであるビジネスホテルに到着した。


笹井はほとんど雨に降られずに走ったらしい。
だが疲労のためか2時間ほど前にゴールしたらしい。
俺はそのままホテルに隣接するコイン洗車場でバイク洗浄。
そのあと大浴場でリフレッシュし笹井と夕食。
洗濯をして明日の用意をして9時には就寝。
予定では1位半起床2時出発。
今降っている雨は予報では止んでいるはず。
とにかく寝て明日に備えよう。
走行距離:321km


本日のキーワード

  • 西から東へ向かうからといって、追い風とは限らない
  • 津和野〜益田の峠の下り、コーナーのRがきちんと記載されているので安心
  • 雨だと食べるのが億劫。補給食は持つべし
  • 空気圧は6.5気圧、これ以上入れたら後半疲労で失速するで