さぁ7月!ツールも始まりましたね

masahikomifune22009-07-05

7月に入り、スポーツサイクルの世界ではツールドフランスの話題で持ちきり。
それも今年は日本人二人が出場していることで話題性も高い。
そして何よりも昨日は新城君が区間で5位に入る活躍。
ホントすごいね。よく頑張った。
俺が彼をはじめて知ったのは2005年だったかの神戸クリテで、先頭グループに喰らいついていたブリヂストンの若手で頑張るね〜と言うのが彼の最初の印象。まだ20歳ぐらいだったか。

新城君も別府君もともにメードインジャパンだけどメードインヨーロッパ。
俺はその矛盾した内容が非常に大事だと思うんだけど、どれだけ若いうちにヨーロッパメードにしていけるか。自転車選手としての考え方をヨーロッパにしていかないと、本場では戦えないと思っている。
でも日本人という誇りは持ち続けないといけない。
逆にそれが出来れば、才能のある選手がそれを行えれば、今回のようにツールに出場したり、区間で活躍しても「お〜〜!」とは思うけれど、奇跡とかあり得ないとは思わない。
俺は彼らのような才能はなかったけれど、18歳から一歩一歩進んでここまで。

今では俺が歩いていた階段はエスカレーターでいけるようになっているし、俺が歩いた5年分の階段は多分3ヶ月でいけるようになっているんじゃないかな。
俺は俺の歩んだ道は後悔していないし、それこそ当時としては最短距離だったはず。
今はバイパスが出来て早くいける。才能のある選手が才能をより高いところで開花しやすくなった。
それだけのことだ。
俺が育てたわけじゃないが、俺たちが作った道で間接的に何かの役に立っているかもしれない。
そう思ってみていると、彼らの活躍も人ごとじゃないからね。


先週は関西電気保安協会さんからご依頼があり講演をさせていただいた。
テーマがピンポイント過ぎて、時間に対して準備した内容が薄かったか、後半はちょっと大変だった。
それでもまったく自転車を知らない方々が、少し興味を持ってもらえたようで自転車競技に関する質問をいただけ、時間は何とかクリアーしました、見たいな感じだった。


そして週末は古巣マトリックスチームの主催するCリーグ「はりちゅうロード」にゲストで呼んでいただき、、いくつかのカテゴリーでは一緒に走らせてもらって、そしてスクールで講師をさせていただきました。
初めて出場したのがCリーグと言う人も多いし、何よりも気軽に走れるのがこの大会のいいところ。
この日もみんな和気藹々と大会を楽しんでいた雰囲気が伝わってきてよかったね。
楽しむためには最低限の走行テクニックをもっていないといけない。
昨日のスクールでもそこに到達していない人もおられたんで、少しでも安全に快適に、そして速くはしるためのお手伝いをできればなぁ〜って改めて思いました。

昨日はみなさん、一日遊んでくれてありがとう。
まだまだ梅雨でジットリと鬱陶しいですが、気持ちだけでも晴れやかに前向いて。
それだけで全然違うしね。