今年は間違いなく冷夏です、俺の場合は

最近午前中に50キロ前後の健康ライドをしているんだけど、今日はやばかった。
サイクリングロードを走行中、雨の影響かサイクリングロードは水浸し。
大雨の影響を確かめながら走っていると、いきなり目の前を亀が横切って・・・
急に飛び出すなっ!
急に出たら轢くだろっ!
俺のように元プロレーサーのテクニックだから寸でのところで轢かずに済んだが、もうちょっとで轢きそうだった。
木津川サイクリングロードを走行されるみなさんへ
走っていたら路肩から「急に」飛び出す亀がいるので気をつけてください。
(俺の運動神経だから避けられたが・・・ホント俺って素敵だよ・・・)

今年の夏は間違いなく冷夏だ。
いつもセミの鳴き声とともに、京都の夏の風物詩にもなっていた「熱い男」岡崎(エキップアサダ)が今週末で自転車を降りるから。
すれ違ったらあまりの熱さにヤケドしてしまうほどだったのに。もうこの夏には体験できない。
まだ俺が駆け出しのプロ選手だった頃、それこそ自転車に情熱をかけ始めた頃の岡崎と知り合い、彼の所属していたクラブチームと一緒に合宿したときには同じ部屋で一緒に小さな風呂に入っていたらしいし・・・
(と、岡崎に聞いてはじめて知ったが。でも練習のとき、一人だけアタックに反応する小僧がいて、多分岡崎だったのは記憶している)
同じ京都在住としてオフトレをしたりシクロクロスで走ったり。
もう「熱い男」岡崎を接することがなくなるかと思うと、それこそ気持ちは冷夏だ。

まぁ引退してからは、昔話や世間話をしながら高速サイクリングというのもいいだろうけれど、お互い選手としての「熱い」部分はなくなっているから・・・それでも楽しみだけどね。


実は全日本選手権個人タイムトライアルのあとにメールをもらったとき、なんとなく「何か」あるかなとは思っていて、たまたま練習中にすれ違ったときに話は聞いてはいたけど。
現実に発表されると寂しいな。
ひとまずお疲れ様。
でも俺としては、若い選手には力でねじ伏せて彼を(俺もだけど)引退させて欲しかったな。
結局のところ、ほとんどの選手が彼に力で勝てないまま勝ち逃げされるんだから。
最後のレース、「お疲れ様」と言う前に、敬意を表しているなら片足で岡崎をねじ伏せてくれ若者諸君。それが岡崎に未練を残させずに引退させる方法だし、自分たちがトップに立ったとき、勝って上がるのと辞められてトップになるのとでは違うから。

俺も全日本に向けて、岡崎に負けないよう気合いを入れて挑みます。
(走らないけど)