香港より帰国〜少し落ち着いて〜

’08Tour of South China Sea

香港から帰ってきました。
マカオでの最終レース後、3日間ほどは自転車には乗っていない。
結構歩いていて、日によっては一日中歩いていたり立っていたり。
普段まったく行わない行動パターンなので、これだけで全身疲労。そして意味もなく一日中睡魔に襲われては、睡魔に対してほぼ連戦連敗、爆睡モードです。
ここんところ香港に来ても全然ショッピングなんか行かなかったけれど、今回は初めて香港に来たと同じぐらいに歩き回ったかな。
まぁそれは俺だけの理由じゃなくて、今回同行されていたカメラマンの高木さんやチームメートのセルゲイと「ケンジ」ことルン・チーインと一緒だったから、俺だけだったら実は行き先がほぼ決まっていたから、多分いつもとほとんど同じ、トータルで2時間あれば終わったんだけどね。
セルゲイなんかロシアに帰る前に複合プリンター、それに庭にある池の何かの装備が必要だ、って相当すごかった。さすがはおそるべしロシア人。
その昔パキスタン航空を使ってカラチでトランジットしたとき、どこからどう見てもロシア人たちが、免税店で電化製品を買い込み、カート1台に自分の背丈ぐらい買い込んでいたが、あれはどうやって飛行機に載せたんだろう・・・
セルゲイもバイクをマカオで手放し、空っぽのダンボールにプリンターを放り込んで帰宅していった・・・大丈夫かプリンター・・・

帰国の荷物は俺の荷物だけでおよそ35キロ。
ちょっと頼まれ物、それに香港でお世話担っている人たちから家族へお土産
(去年家族で招待してもらってからというもの、すごく家族のことも心配してくれている・・・多謝!)
そして俺も今まで迷惑かけっぱなしだった家族へほんのちょっとお土産。
結局俺が自分のために購入したのは新しいスニーカーぐらい・・・
毎回香港で新しいスニーカーを購入しては履き潰し、また新しいのと入れ替えて帰ってくる、このパターン。
一昨年に2足購入したから去年は購入せず。だから今年は相当痛んでいた。
まるで自転車のタイヤみたいに底が磨耗していたからね。どんだけグリップ走行、いやグリップ歩行やねん。

選手というライフスタイルが終わろうと、俺の人生が終わるわけじゃない。当たり前のことだけど。
昨日のくりらじの放送中にも話をしたんだけど、選手という生きかたで歩いてきた道が、崖っぷちの上で道がなくなってもう歩けないところ、道の終わりまで来た感じ。
でも立ち止まることはない。またどこかに歩いていくだけ。
それがただ選手じゃなく、他の肩書きを得て・・・
でも俺はこの先もずっと俺。誰も俺を変えられない。
俺の道は俺が選ぶ。だからこそ多くの人たちが応援してくれ、そして多くの人が助けてくれていると思うから。

きっとこれから歩く距離のほうが今まで歩いてきたよりも、ずっとずっと長い距離を歩きそうだし、もしかしたらもっともっと険しい道かもしれない。
ということでこれからもこのライフスタイルのまま、このブログもウェブサイトもこのまま続け、まだまだ歩き続けますので皆さん応援よろしくお願いいたします!
(って、まだ年内にも更新はする予定ですが)