ちからとは

今月5回目の琵琶湖一周。
昔にそんなに回ったら目が回るで
と言われたが、さすがにそんなことはない。
しかしそろそろ目をつむっても走れそうな気になってきた。
今日はもれなく奥琵琶湖パークウェイと賤ヶ岳(しずがたけ)が付いてくるバリューセット。
お得なのかどうかは微妙だが。
オリンピックはほとんど見ずに閉幕。
開会式も閉会式も、そしてマラソンも柔道も見ていない。
今回印象に残るのはこれまたダイジェストと結果のみだが、男子400mリレーかな。
朝原は十分昔からスプリンターとして期待されていたし、十分天才だろうけれど、銅メダルを取った翌日の新聞では、記録も塗り替えられ、メダルもない、ときらめきを失いつつある、天才の部分が光り輝いていなかったように書かれていたのが残念だった。
確かに若者に勝つのは難しい。
常に若さは正義だと俺は思う。
しかし歳を取らないと入れない世界があるのも事実で、今俺がそれこそ若かった頃のように理由なく琵琶湖一周を繰り返すのは、強くなれる何かがある、そこにあるのがわかるから練習をしていくんだと思う。
若いときの強さはパワー
ベテランになってからの強さはフォース
だと俺は思っている。
朝原も若いときに9秒の壁を越えようとしたパワーはこの北京では既になかったかもしれない。
しかし今それと同等のことがコントロールして行える、それ以上に精神的に強くなったフォースがあったんだと。
緊張して平常心を失えばパワーすら崩れ去ってしまうことは、何もこの北京に限らずあることだ。自転車の世界だってそう。

琵琶湖一周を通じてフォースを養う練習は出来ているかな。
でも昔は月〜金の間に3周出来たけれど、いまはさすがに無理だね。