おお!明日オランダを出発するじゃないか!

今シーズン初めてパンク以外でのリタイヤ。
50キロ地点では180人スタートして既に80人ほどしか「レース」をしていなかった。(最初の15キロで集団はほとんど千切れていて、50キロ地点で後ろは既に先頭から5分以上遅れていたらしい)
俺も喰らいついていたけれど、横風で集団が分断したときに前に上がれなかった。
結局90キロほどで俺のいた25人ほどのグループは降ろされ、その時点で前には40人弱。完走は結局32人。
みな風に吹き飛ばされて終了、オランダの風は、と言うよりも昨日の風はちょっと記録的でした。
(追い風は常に11Tと12Tのみ・・・)
今回ジョイントしたオリンピアヘーレンフェーンは1人だけ完走。
彼の名はスベン・クラマー。
このブログを見ている人で知っている人はいるかな・・・
スベン・クラマー、もしくはSven Kramerで検索してみてください。
もう馬力が違いました。今度コーチしてもらうかな・・・
今回のレースでみんなと仲良くなれ(でもほとんどが87〜89年生れというのがショックだが)、また一緒に走ろうと言ってくれたのが嬉しかった。
また会える日が来るのだろうか…

今日は今からヨーロッパでの最終レースLuttenbergに行ってきます。
丘の周回コースらしく、今日も風がすこぶるきついのでどうなることやら・・・


SHIZUさん
ある程度の歳になると、いろんな人と出会った事のすごさと言うか、本当に人と人の繋がりの素晴らしさを感じますね。

プロになってからチームメートだったルド・ディレクセンス、ポール・ヘレイガー、ケース・ホプマンス、ロルフ・ソレンセン・・・プロとしても、そして人生においても良いお手本に出会う機会に恵まれ、ここまでやってこられたな、と。
それに選手以外にも多くの人に出会い、支えてもらい、影響を受けてきました。この歳になると、ふとそういうことを考えたりしますね。
でもそれは自分でそうしようとしたんじゃなく、ただ前に進もうとしただけです。今もですが。
曲がるかどうか迷ったら、止まらずとにかくまっすぐ進む
それはいつしか自分で出した答えです。
まぁ練習でもこれを実践して、何度も遭難しかけていますが(笑)

いろいろな人との仕事上の付き合いも増え、会社レベルの取引ではなく、実はその担当の人との人と人とのつながりの方がはるかに強く、そして長く続くと思います。
プロになった当時、大きな力に助けられたわけではなく、ビッグレースに出ることも無理かも、と考えた時期もありました。
でも諦めず進め、と・・・
壁を壊していく毎日。
結局プロになって6年め、ようやくワールドカップレース(今のプロツアーよりもステータスがありました)にも出場。
ビッグレースに出場、それもベルギーの地元選手を蹴落としての出場。諦めなくてよかった、そしてみんなの分も頑張っていく、と考えたものでした。
大きなバックアップはなかったけれど、そのおかげでヨーロッパでは長くプロをすることができました。
仕事の付き合いなら、お金がなければあっさりと切られますからね。そういう選手もたくさんみてきました。
僕の場合、お金はなかったですが、チームとの信頼関係はあったと思います。
明後日には帰国しています。
4週間、長いようで早かったなぁ・・・