ヨーロッパ Day11

今日は朝から電話していることが多かった。
そして数年前に購入した携帯電話、日本でもそうだけどこの手の商品はすごい勢いで進化していて、今の俺の携帯電話は滞在先の奥さんには「化石」とか「オブジェ」とか呼ばれているのだが、どうやらバッテリーがほんとに化石化しているかもしれない…もうほとんどずっと充電しながら喋っている、みたいな…
ヨーロッパでも日本と同じように携帯電話専門店と言うのはあちこちにあって、携帯電話だけで商いが成り立つのか不思議なのだが…まぁ俺が心配することじゃないけれど。実際成り立っているんだろうしね。
これからの3週間、電話がないとまずいので結局新しいものを購入。
今まで使い慣れていた某日本メーカーが絡んでいるミュージックに強い系から、北欧製の欧州最大手メーカーのものに変えた。
予算的なこともあるし、それに今の機種からだと何にしても「最新型」に感じたので、あまり深く考えることなく値段重視、そして見た目重視(飽きなさそうなデザイン)で購入した。
でも世界中で使えるのに日本でだけ使えないのがムカつくよなぁ〜〜

週末にはドイツのレースに参戦します。
ドイツのレースに出場するのって2002年以来。
ましてクリテリウムじゃないとなるとホント久しぶりで、もしかするとフランクフルトで開催される「ヘニンガートゥルム」(2002年5月初旬)以来。
あの時はどうせ登りで遅れるだろうし「ダメもと」でアタックしたら決まってしまい、ライブ放送が始まるまでのオープニング、そしてしばらくはライブ放送で流れていたらしい。あとでベルギーに帰ってから「逃げていたろ?んで結果は?」といろいろな人に聞かれた。
結果は見てのとおりだよ…と言いたかったのだが。
そのとき登りで後ろから「ゆっくり行こうぜ」ってきつそうな顔して悪魔のささやきを繰り返していたのは、今じゃボーネン親衛隊の一人デヨンフ(クイックステップ)。
マチュア時代、シクロクロスのスターであるグローネンダールと同じチームで活動していたため、当時のナショナルチームだったボーヘルトやデヨンフとは交流があり、いくつかのレースでは俺たちのチームに彼もゲストライダーでジョイント。そしてプロになってからも交流させてもらっていた。
特にデヨンフはなんだかわからないが、気があったのか喋る機会が多かったな。俺のプロキャリアの中でも、何でこいつと仲良かったんだろ??というやつを5人挙げたら、間違いなく
セルゲイ・イワノフ
マグヌス・バックステット
ロジャー・ハモンド
アンドレイ・ミズロフ
らと一緒にデヨンフは出てくるだろう。
彼らについて一人ずつ語ると下手するとトイレットペーパー1ロール分ぐらい長くなるので、今日はこの辺で。

そんなデヨンフ、水曜日のセミクラッシックでは残念ながら2位。
でもスプリントでエークハウトを撃沈したスプリントは素晴らしかった。
あれだけ動いても頭を取れるとは。ベテランとなってもまだまだ健在だね。
俺はどうあがいても親衛隊にはなれないので彼を
見習い隊
ということで。


滞在するHeerenveen(ヘーレン郊外)の夕暮れ。
空気が違うのか色が違うような…