香港&中国その2

香港の夕陽

香港から帰国しました。
香港自体はそれほどネット環境が悪いわけじゃないけれど、今回滞在していた知人宅では全然オンラインにすることが出来なくて、結局ほとんどメールも何もチェックできなかった。急ぎの用事のメールをされた方など、スミマセンでした。
11月末から開催されたShenzhenショーも無事終了。
それなりにいい話も、そして得ることもあった。って俺自身は直接的には関わっていないのでプレッシャーはなく、まぁブースを練り歩いて、Shenzhen郊外で開催されたレースに出場し・・・結構珍道中で楽しかったかな。
今回は家族も知人に招待してもらい、バタバタさせてしまったけれど初めて香港に連れてこれたし、喜んでもらえた。
こういう仕事をしているとバタバタしているばかりで、家族と旅行したりする機会は少ないからね。
ロードのメインシーズンから外れシクロクロスシーズンと言うのも、小さい子供を抱っこして観光するときの「練習」という大義名分つき。子供を担いでツール・ド・香港、かなり歩いたね。

レースの方はというと、苦手なヒルクライムだったけど07シーズン後半からヒルクライム能力・タイムトライアル能力を上げるための練習を少し取り入れている効果か、思いがけず5位という数字を残すことが出来た。
優勝&2位の選手は中国ではヒルクライムで走れている選手らしく、その先頭から7キロのコースで50秒ほどの遅れだった。
しかしコースきつすぎ!
事前情報が少なかったこと、そして39Tか25Tを用意しようと思っていたけど忘れていて、41T×23Tでスタート。ほとんどの選手は39T×23Tか25Tだったらしい。
実際スタートしてからずっとインナー×ローだったし、最後はほとんど止まりそうで、そこで一気に差が開いたみたい。序盤はかなりペースを落としたつもりが他選手に比べて速かったみたいだった。

そして2日に予定されていたロードレースがキャンセルになり、マウンテンバイクレースになったらしい。
出る予定はなかったけれど、香港の友人たちの半ば強引なセッティングで出場することに。
レースはコースもわからないままスタート。
突如5メートルぐらいの落差のある崖を通るシングルトラックや、恐ろしく険しいダウンヒルなど、スリルを超えてマジビビりまくり。
ダメだしにタイヤが限りなくスリックタイヤで、前輪からずっと滑っているし。
ただ賞金がすげぇいいので、やめるにやめられない。というか、やめるにはもったいないだけでやめることは出来るんだけど・・・
走り出して5キロぐらいで、昔マウンテンバイクのレースを走っていた頃の間隔も戻りだし、気がついたらロシア人2人(一人はロシアチャンピオンらしい)と中国人3人の6人に優勝争いは絞られた。
1周10キロぐらいのコースを2周とスタート・ゴールまでの往復を含めて30キロほどなんだけど、2周めに入ったところでロシア人がシングルトラックで交互にアタックしては前で抑える。まるでロードレースみたい。そして一人先行で俺しか引けなくなる。そこで崖を担ぎ上げるところで勝負をつけようとコントロールし、階段で先頭に出てアタック。
残り7キロほどで15秒差。でも激下りでロシアチャンピオンに追いつかれ、そのまま撃沈、30秒差で負けて2位。
負けたけれど今回の滞在費用&家族でのディズニーランド代にはなったし、走り慣れてないマウンテンバイクレース、それも借り物バイク&借り物シューズだし、上出来かな。

飲茶も堪能したしディズニーランドも楽しんだし、子供抱っこで一日何時間も歩いてのいい練習だったし。そして何より毎日香港の友人たちとロードトレーニングをきっちりとこなせたし。香港でロードトレーニングをこなすのは至難の業だけど、友人たちのおかげで日本とあまり変わらない感じでプログラムをこなすことが出来た。
2008年シーズンに向けて、心身ともにすごくスムーズにシーズンインできそうな感じだね。
ということで来週木曜日、再び香港に「戻って」そこからツール・ド・タイランドに出場するマトリックスチーム本体に合流。
おっとその前に週末の全日本選手権シクロクロス頑張ります。


香港の大埔(タイポ)地区へトレーニン

中国で行われたヒルクライム。超激坂をこなさないとゴールは来ない。
このレースが俺にとって08年のオープニングレースだ