気持ちは北海道へ

明日は全日本実業団トラックなのに、バイク調整の時間のほとんどは北海道に持っていく機材の整備。
そう、もう気分はほとんど北海道。それに昼ごろには北海道の知人からも電話があり、気持ちも少しずつだけど北の大地へと向かっている。
初めて出場したのは89年。確か第3回大会だったと思う。
当時はまだ海外チームはなく、国内も実業団チーム最盛期。それに学生でも強力なロード選手がわんさかいた時代。
俺の所属していたスギノテクノは、三浦恭資さん(現ナショナルチーム監督)、市川雅敏さん、安原昌弘さん(現マトリックス監督)、山田隆博さんと言った一流選手を擁し、ぶっちぎりの国内最強チームだったが、俺の時代は解散してチーム復活してすぐで俺一人。そのため北海道は安原さんが所属するモリ工業との混成チームで出場。
まだ20歳の若造だったが、総合9位でフィニッシュ。最終区間はラスト5キロを独走し、あと少しのところで最強チーム「ボスコ」に移籍した山田隆博さんに半車輪差されて2位に終わった。
2回目は2003年。総合6位で最終区間は2位だった。

今年はどうなるんだろ。
ミヤタ時代はコースをすべて試走したり下見するので、知らないところはなく走ることが出来た。今年はレース2日前に北海道入りするので試走も下見もない。人間の「感」だけで走る。
まぁヨーロッパにいるときからいつも感というか、なんとなく走ってきたからそれはそれでいいんだけど、試走グセがついたのか、ないのも少し不安ではある。
その前に明日のレース、もっと不安ではあるけれど・・・

2004年ツール・ド・北海道試走。
こんなきれいな夕陽ををバックに走れるなんて、やっぱ自転車やっていてよかったな、って・・・意外とそのときには気づかないんだよね