プレッシャー

先週からのトレーニング疲れか、この3日間ほどはあまり練習も身を入れず、ほんと軽めのイージーライドのみ。
今日は出発前に、元愛三工業で現タクリーノで活動する秋田にメールで「8時頃に○×に。どう?」
と連絡するとOKのメールが。
結局コンビニ前でダラ〜〜ッと喋って、一緒に軽く走りながら喋り・・・のイージーライドだった。
今日は久しぶりにバイクのメンテ。
マトリックスは他チームのように専属メカニックがいないので、ほとんど自分でメンテしているけど、よほど暇じゃなければいろいろと細かなところまでチェックできない。
今日はRメカのエンドを固定するネジが緩んでいてビックリ!ホイールを固定している限りはすぐに大きなトラブルを起こすことはないだろうけど、でもチェックしてよかった。レースだと些細なことでも大きなトラブルになりかねないからね。

ベルギー滞在時、俺のバイクはロットのメカニックをしていたフレディにメンテをお願いしていた。
その昔、フランドリアというチームのメカニックをしていて、しばらくはバイクショップを経営するも90年代後半からはロットのメカニックに。いつもその場を和ませるいいオヤジだった。日本人のサイクリストには橋川や多くのベルギーで活動した日本人サイクリストが世話になったバイクショップ「ヘイデンス」のオーナーだと言うほうがわかりやすい。
でも俺の場合、付き合いが始まった頃には結婚して自立していたから「オヤジ」のような存在と言うより、住んでいたところが2軒となりの建物だったので「ご近所さん」という関係だった。フレディにもレース会場で人に紹介されるとき「お隣さんなんだよ」って言われていたし。
そのフレディ、アールツやメルクス、ディレクセンスなどのバイクを調整するとき、いつもスイッチオンモードで真剣モードだったけど、特にチュミルのバイクのときはピリピリしていた。
「チュミルがパンクしたら、俺のせいみたいに思われるだろ。だから少しでもタイヤに傷が入っていたら交換だ」と、俺だったら全然OKの傷でも、惜しげもなく処分していた。
(というか、そのタイヤもらってました・・・パリ〜ルーべ用の非売品とか)
テレビカメラがきっちりとすべてをとらえるから、メカニックにしたらすごいプレッシャーだ。自分のせいじゃなくても、だ。
ちなみに俺のバイクを調整するときフレディは、スキンヘッドの頭の上にビール瓶をのせていたときがあったな・・・もっとプレッシャー感じてよ、プレッシャーを!!

俺のバイクはよほど時間がないとき以外は俺が組み上げて調整もしている。だからトラブル起こしても誰のせいでもない。
それはそれでプレッシャーだけどね。