ツール第2ステージの解説を終えて

ツール・ド・フランス第2ステージ、ダンケルク〜ヘントは、放送でも言ったけど俺の練習でよく走った地域。空撮で見る景色はすごく懐かしかった〜〜〜あんなに晴れていたのにゴール付近は雷を伴う雨。もうストーリーできすぎ!そこまでベルギーを演出しなくてもいいのに・・・
ヘント手前15キロほどのDEINZE(デインゼ:昨日は運河を越えて右にぐるっとループ上に曲がっていったところ)なんかは、俺の住んでいたところから運河沿いを1時間ほど走ったところだったし、途中マキュアンが集団の前方に上がっていったKOOLSKAMP(コールスカンプ:マキュアンは観客に手を振っていたけど、住んでいるのはこのあたりじゃないはずなんだけど・・・)は、フランダース州選手権の開催地で馴染みのある場所だし、ここも練習でよく走ったね。このコースから20メートルほど入ったところにあるパン屋さんの菓子パンが好きで、わざわざここを通っていた。

ゴール前は逃げる3人も踏ん張ったから非常にエキサイティングだったし、コースが狭いこともあって位置取りもクラッシックレースのようにテクニカルだったね。
個人的にはボーネンの優勝を望んだけど、意外にもステーグマンスが伸びたよね。
クイックステップは完璧な展開だったけど、デヨンフとロッセレルが多分速過ぎて、4番手のボーネンはきつかったんじゃないかな。コースが微妙に曲がっていたために、後ろの選手ほど無駄脚を使ったはず。ちょうど3番手のステーグマンスが脚を使わない位置だったんだろうね。
それにラスト200メートルほどで一度ボーネンは抜こうと左に入ってからやめて右へ。このタイムラグが致命傷に。
結果的にはステーグマンスが優勝したけど、マイヨジョーヌ争いへのタイムボーナス、最終的なポイント、そしてボーネンを中心にスポンサーを獲得していることを考えると、それほど手放しで喜べないんじゃないかな、と放送終了後、ホテルの部屋でどうでもいい心配をしながら眠りこけていたのだった。