ステージレース

ステージレースはいろいろなところに行けるし楽しそう、とよく思われる。確かにいろいろなところにいけるんだけど、レースをしている間は観光しているわけじゃないし、コースの横に観光地があったとしても、そんなのは補給地点の看板やラスト10キロの看板に比べたら、なかなか目を向ける機会はないもんだ。
結局のところ、ローラーの上でもレースで地中海行ってもやっていることはペダルを踏んでいるだけ。景色が違うからストレスは違うけど、東京で仕事して沖縄でスキューバして、って具合に違うことしているわけじゃないんだよね、冷静に考えると。
それが10年前に比べると楽しく感じなくなってきたね、って感じたTOJだった。
海外で走っていたときには、ステージレースからステージレースなんてこともあったので、ひどいときには3週間家に帰っていないときもあった。
スーツケース広げてまたしまって・・・部屋の掃除は下手だけど、かばんの中の整理は普通の人以上に出来る自信はある。あと強引にカバンを閉じる最終手段もね。

チームメートと一緒に生活していると、意外な一面を見たりするのは面白かったりする。それは楽しいかな。時には楽しく感じられないような選手もいたけど。マトリックスはその点ストレスはないね。
特に俺は今年から加入した移籍組だから、去年のメンバーの個性などはこういうときに知ったり。昔から知っているはずの日置の完璧なまでの律儀さは、ちょっと意外(失礼)だった。
あと佐野の超辛口コメントとか。みんなでブラック佐野(外見も黒い)って呼んでいて、あまりのギャグと外見の黒さに
「歯磨き粉でも口に流し込めばいいんじゃないか?」
とみんなで反撃したときのコメント
「僕のはこの通り、炭歯磨きですが・・・」
これにはさすがに負けましたよ。白いところのない佐野でした。