足りないもの

masahikomifune22006-07-24

7月下旬になっても梅雨明けしない。九州では大雨の影響ですごいことになっているし・・・
天災には違いないけど本当に100%そうか?って聞かれると、イエスとはいえない気分。
コンビニに行っても車はほとんどエンジンはかけっぱなし、都会でもエアコン使いまくりでますます気温が上がるからエアコンをもっと使う、と悪循環。道路は整備されていくけど、おかげでアスファルトからの照り返しで気温は上がる。
ラジオ体操に励んだ小学生時代は、暑いと言っても今ほどじゃなかった。車内が暑くてもうちわや窓全開で過ごせたはずだ。
これは日本だけのことじゃなくって世界的に問題になっている。
自転車に乗って自然に近いところで生活していると、無駄と言うか地球規模で見れば地球を破壊するような行為が危機感なく行われているように感じる。
「自分だけはいい。たった一人ぐらい」って思う前に、一人ひとりが気をつけることが本当は一番大事なんじゃないか?って思うんだけどね。

生後11ヶ月になろうという次男がつかまらず歩き出した!と昨日夕方に妻からメールが来た。
産まれた!といえばすごく嬉しいし、言葉を発する、寝返りする、歯がはえる・・・新しい行動に一喜一憂する。出来ないことができるようになるときは、理屈無しでうれしいものだ。
幼稚園に入園し小学校に入学、中学になり高校になり、何一つ出来ないことがなくなった頃にはどんどんデカくなって家にいても鬱陶しがられ。結婚して日曜日しか家にいない旦那さんだと、ゆっくり寝ているだけで邪魔もの扱いだったり。何でもできるのに何もしないと最悪の事態、たまに家事をしても子供ほど喜んでもらえない。
意外と何でも出来るより、何か出来ないぐらいの方が喜ばれていいのかもしれない・・・

ツール・ド・フランスも日々ドラマが生まれ見ているものもはらはらドキドキしながら終焉を迎えた。
直前の大騒動すらセピア色の過去のものに感じるほどのものだった。
アームストロングはなんだかんだと言っても強かったし、偉大な選手だったと言えるだろう。
優勝候補といえど、たった一度の不運で消え去ることのほうが多い。それを7年も連続して行ったのだから。
でもそれが逆に強すぎて面白くなくて、何か足りないウルリッヒとかの方が人気が高かったのも事実。
今回もランディスペレイロ、サストレにクレーデンなど、素晴らしく強いけれど優勝候補の中で比べると皆「何か一つ」足りない。その足りないものをどうやって補うのか、もしくはバッサリと切り捨てるのか・・・それがまた人間の魅力かも知れない。そういう選手には激しく応援してしまうのかも知れない。
ランディスとかが穴のない強さでランス並みに集団を支配してしまっていたら、きっと面白くないツールだったかも知れない。
この辺は子供と共通点があると思うし、そして前出の天災の話にも通じるような気がするんだよね。
便利な世の中は素晴らしい。でもそれによって地球規模の寿命が短くなったり、環境破壊が深刻になるのは如何なものかと・・・
俺はダメだったけど中村や柿沼、そして若手選手も頑張った小川村のレース帰り、土砂崩れで規制されていた中央道を渋滞に巻き込まれていろいろ考えていたこと、徒然なるままに書き記してみた次第です。