全日本選手権の前日

阿部ちゃんとinベルギー2001

全日本選手権まであと1日あるから、今日はゆったりとした気持ちで起床して朝食。まだチームのみんな朝食に来ていなくて、シマノの阿部選手と一緒に食事。
阿部ちゃんとは20代前半からの知り合いで、共にライバルと言うかタイプは違うけどお互い関西で戦って同じような志でやってきたから常に同じようなところにいた。違う環境で戦っていても、魂は同じようなところにいたと思うね。
俺がマエストロ(イギリス)の時には、パナリア(イタリア)、そして世界最強のマペイ(イタリア)へ。羨ましいと思ったこともあったけれど、それはそれで阿部ちゃんにも悩みもあったろうし辛いこともあったろう。その後帰国して再度渡航するチャンスに恵まれたとき、俺は常にヨーロッパで走り続けランドバウクレジットへ。そして彼はそれまですると格下のチームであるコルパックへ。
その後の彼はフルタイムで仕事する立場で競技を続けながら、今シーズンは再びフルタイムでの選手を全うしている。同じ37歳として(阿部ちゃんは8月生まれだからもう少しは36歳だな)負けたくはないけど、いい感じで意識しながらライバルの一人として戦い、そして次世代の選手に対してお手本でありたいなと思う。
そんな彼との朝食も、いい刺激になる話しをしながらのパワーブレークファースト、って感じ。もう刺激的過ぎて、ヨーグルト食べても熱くなる、みたいな・・・

広島のコース、毎回最終局面までには順当の立ち回りを見せながら詰めの段階で落とすことが多いよな。
00年は阿部ちゃんが逃げた後、ブリヂストンが追走して吸収するだろうと待機していたが結局詰められず、そしてスプリントも進路が詰まって7位。

02年は2周目に集団を抜け出し、先行するグループに追いついた。
その後逃げ続けたが、ラスト4周でかなりコンパクトになった先頭グループから単独で抜け出そうと色気を出して登りでアタック。
離れた!と思った直後に全身攣ってそのまま単独脱落・・・ラスト1周直前に集団に捕まり20位台だった。色気出さずにそのまま行けば、表彰台はかたかったろう。でもあの時は一番高いところに一人で帰って来て・・・ってこだわりがあったから・・・
あと18時間もしたら始まります。

写真は02年の全日本選手権
集団から抜け出して前を追走。福島(康司)選手も一緒にきたが、登りはきついです、ごめんなさい、ってそのまま単独で合流できつかったけど、その後は頑張って逃げグループを動かしてくれた。
今年はフランスのステージレースでも優勝したそうだし、優勝候補の一人だね。
今年は俺はごめんなさいでも何でもついていかないと・・・
お好み焼き食って寝て明日に備えます!
(って、まだ早いか)