フランドル

ツール・ド・フランドル、ボーネンの圧勝。完璧な勝利だった!!
テレビで解説する立場だったんであまり公にはいえなかったけど、今年はボーネンがフランドルは圧勝かな、と・・・春からの仕上げ具合、今まで見てきたミュセウやチュミル、ファンペーテヘムのコンディショニングに当てはめると負ける要素がなかった。あるとすれば落車、器材故障、過信による戦術ミス・・・
それでも俺の気分は3問めで既に
はらたいらさんに全点!!
って勢いだった。
(ジェネレーションギャップのある方すみません。でも義務教育じゃないので待ちません)
中盤までの動きで、クイックステップの中に、というかベッティーニとの確執みたいなものはないのかな?と感じたけど、コッペンベルグのアタックは強さの証明というか、ライバルに対して、そしてベッティーニに対しての証明だったのかな?と感じたり。あの勢いでコッペンベルグを登られたら、チームの第二エースでも「もしかしたら」なんて思えないだろう。 
追い風メインの横風が多かったから、登りのたびに集団は細切れ状態。追いつくたびにどんどん消耗していき、コッペンベルグでライバル達は一度とどめを刺されてしまい、コッペンベルグ以降テレビに映らなかった選手はすべて歩いて登っていたよね。ありゃきついわ。
しかしボーネンの凄いところは、徹底的にマークされているのに、誰も付いていけないってところ。ファルケベルグでホステがアタックしたときなんか、ボーネンは睨みを利かせ、行く気満々。でも付いていけない。登りでも重いギヤでグイグイと漕いで、「アタックされる?」と思うけど、ホステは既にマックス状態での走りっぽかった。ホントすごいわ。
ボーネンもホステともに俺は一緒に走った時代があり、二人とも撃破した経験もあるけど今じゃ俺が秒殺、いや瞬殺だね。仮面ライダーカブトで言うところの「クロックアップ」された状態か・・・話になりましょ〜〜ん!
(相変わらず例えがライダーですみません。という訳でクロックオーバ〜〜ッ!!)

それにしてもバグェのいぶし銀のアシストには心奪われた。俺も彼と同世代で、なんか熱いものを感じずにいられなかった。夢をもらったね。
で放送を終えて考えたのは、もう一度あそこで走りたい!って。チャンスがあれば、あの場所でもう一度戦ってみたいな、て・・・
ザニーニ、デンバッケル、ワウテルス、バグェ、俺・・・。
みんな69年生まれ。まだまだ光を放てるかな。
エキモフなんかは40歳。神童と言われた頃から知っているだけにジェネレーションギャップが・・・