ルールとは何ぞや？
木津川のサイクリングロードを走っていると、前からオートバイがやってきた。
信号がないからかオートバイや車が稀に進入してきて、すごいスピードで駆け抜けている。自転車が来ていてもお構いなし。これにははっきり言って腹が立つ。なんとか規制できないのか･･･侵入できないようにとポールをいっぱい立てられても自転車にとっても危険だし。これは人間のモラルの問題なんだろうか･･･
パリ市内を歩いていると、横断歩道の信号待ちで警察官が率先して左右確認して信号無視している。確かに車も来ないのに信号でずっと待っているのは合理的じゃない。どうしても渡れないときに信号に頼ればいい、的な感覚は、日本人として培われてきた常識とは明らかに違う。海外で生活している日本人の多くは、海外のメンタリティに憧れ、そして日本人としての良いところも薄れてきている人も多いように感じる。
俺自身海外で暮らすことに憧れ、外人のメンタリティにも憧れた時期もあったけれど、俺の場合結局のところ｢日本人｣と誇れる部分を持っていなくちゃダメだ！って感じたとき、自分に自信が持てたし社会のルールだけでもダメだし、かといって自分自身のルールだけで生きていくこともダメだって気づいたように思う。
日本でお店に入るとお客さんが必ず偉い。
客が店を選ぶのであって、店は客を選ばない、いや選べない。
海外じゃ客だけど冷やかしの客にはサービスはないし、高級ブティックで品疎な格好をしていると、あからさまに嫌がられることもある。
店は他人の家、入るときには｢こんにちは｣の気持ちが大事だと思う。
店がその店にふさわしい店員を用意するためか、店員の個性に任せて接客をさせていることが多いんじゃないだろうか。
それに比べて今の日本は、人手が足りないのか、はたまた個人の能力の問題なのかマニュアルを用意し、店員は何があってもマニュアルどおり、店員、社員の裁量でという話はあまり聞くことはない･･･
もちろんサイクリングロードを車が走るのは法律にも反しているし、まして前から来るサイクリストや歩行者を蹴散らしていくというのは人間として問題だ。
ロードレースというのは、優勝するために他の選手を利用し、チームメートを犠牲にしながら戦うものだ。他の競技に比べて人間性も現れるし、ルールには反していないが｢暗黙のルール｣｢集団の秩序｣のようなものから反していると、集団の中で罵られたり、海外のレースでは弾き飛ばされたり、場合によっては審判が見ていない間に怒りの鉄拳を喰らうこともある。
こういうルールだけじゃない社会で生きていると、ルールには記載されていないルールも非常に大事だって感じることが多い。
もしサイクリングロードを走るオートバイが、サイクリストや歩行者が通り過ぎるまで路肩で待機し、スミマセンという態度があったとすれば、きっと文句や注意は言うかも知れないが、結局のところ危害を受けたわけじゃないし表立って警察沙汰にしようとは思わないだろう。
今日はもう少し明るい話題(実は週の初めからネタは仕込んでいるのだが)を提供するはずが、写真のようにどんよりと暗く重い空のような内容でしたね･･･
●変子さん
こんにちは。レースの時は子供が迷惑かけっぱなしでスミマセン（って、俺が迷惑をかけているのか･･･)
でも他の家庭じゃこの程度の仕事は当たり前、フルタイムで働いていてもそのぐらいはする！と怒られっぱなしです･･･日々精進です
●錆和田さん
いつも書き込みありがとうございます。
HDDの問題は怖いですよね。スペインで電話回線でネットしているときに一度ハードディスクがぶっ飛んだ経験ありです。
でも今までシンクパッドを4台使っていますが、すべて当たり、まったく不調無しです。でも外で使うことが多いから、そろそろバッテリーが･･･
●S村＠ナカガワさん
いつも平日に会うけど、この驚きはきっとコンビニの店員が俺に感じているのと同じだろうね･･･ええ歳こいたオッサンが毎日シュークリームやらおまけの付いたジュースやら買って行って･･･さぞ胡散臭いはず。
コメントの最後の｢エエーッ｣って･･･
●taiwann支部＠さん
3月にでも｢スターターキット｣と称して送りつける手配しておきます。サイズは知っていますので
●７７４さん
TOJのときは新型のスーリーのキャリアが大会側から提供だったんですよね。海外のチームは基本的にキャリアを自作するんだけど(レース中の着脱をスムーズにするため)そういうメカニックに取って確実に固定するタイプの新型は、違和感はあったんでしょうね。
レース以外でキャリアを使うときは、通常の使用では問題ないけど、普段使用していない人が起こる問題として、自転車を積載しているのを忘れて低いところに･･･俺自身一回やっちゃって･･･コルナゴC40だったんだけど、なんとバイクは無傷でキャリアは歪み、そして天井が･･･ああ、思い出したくない･･･
