ツアー・オブ・サウスチャイナシー第5ステージ

我に福来れ!

当初思っていたよりも、今回のツアーではインターネット出来る環境が整っていて、レースが終わってからもそれほどストレスを感じない。
別にインターネットできる環境があるからストレスがない、ってワケじゃないけど、こうやって応援してくれている人たちに、一刻も早く自分の活動を伝えられるというのは、自分にとってストレスが減るのは確かだね。
それで良いニュースだったらいいんだけど、なかなかすべてが上手くはいかないけど・・・

プロになる前にオランダに滞在していた頃は、応援してくれている人たち、家族、友人へとほとんど毎日手紙を書いていた。
俺のスティしていた先にはファックスはなかったし、手段は電話か手紙だけ。手紙は今のようにリアルタイムじゃないんだけど、それはそれでいいこともあったのかもしれない。もちろん今みたいにリアルタイムに写真を送れたり、それこそビデオチャットみたいにしちゃえば画像もリアルタイムだし「本当に遠くにいるの?」ってこともあるし最高だ。遠距離恋愛なんて問題もなくなるかもしれない。
でももし今誰かからか手書きの手紙が来れば、それは非常に新鮮で嬉しいかも。もちろんリアルタイムにメールが来たり、このダイアリーに書き込みしてくれるのも素直に嬉しい。

誰かに手紙を書く時、あまり字がきれいじゃないけど、その日の体調によって上手くまとまる時と、それこそ崩して書いているんですかぁ〜〜〜?って日とがあった。
使うペンによっても違うし、気に入ったボールペンは日本から持っていっていた。

そういえば昨日は初めて大学の寮に泊まった。


今まで軍隊の施設に10人以上で一部屋とかって経験はあったけれど、さすがに寮はなかった。
俺は大学には行ってないから、こういう大学のキャンパスで滞在したり食事をしたりって言うのはすごく新鮮でいい。学生するのも悪くないかも。
今回泊まった寮は、一部屋で4人が共同生活する、普通に学生が暮らしている部屋の空き部屋。

下の階には普通に学生が住んでいる。でも新鮮だけど1週間いると疲れそう。なんと言ってもベッドがコンテナのパレットみたいなところに、すごく薄い敷布団。痛くて寝返りなんて不可能。おかげで今日は朝から絶不調。俺の場合、バスや飛行機の長旅、そしてベッドが悪いと体が硬いからか速攻で走れなくなってしまう。

今日のステージは常に後手の展開。
日本ナショナルチームがレースを掻き乱すために展開。同じ日本人として頑張って欲しいし、潰しあいにはしたくなかった。だからギリギリのところまでは共同戦線。そして勝負!ってところで飯島に声をかけ、集団をばらしにかかる。ラスト15キロを切って逃げる10人を追走するグループを形成。飯島や別府らと入り、ラストの登りゴールを目指す。
でも合流がラスト3キロの登り開始で全然キレがなかった。何とか付いていけそうだったけど、急斜面で両側からモンゴルの選手と中国の選手が蛇行してきて衝突。俺は落車しないようにペダルを外し、そのまま集団から脱落。まだ正式な成績は知らないけど、多分15位ぐらいかな。
今日は自分の中では少し日本チーム寄りの走りだったけれど、明日は自分のために走って区間賞を狙っていきたい。
↓こんな感じでいい笑顔で稼ぎたいもんです↓