2018.03.21 BRM321近畿200 神戸Granfondo Stage.1 北摂・六甲山

そう言えば先日・・・
雨の日に自転車に乗っていると、多くの人に
「風邪ひかないように気を付けて」
と言われるのだが、基本雨に濡れるのと風邪をひくのはまったく違うメカニズムだろ?と思っている。
だってしょっちゅう風邪をひいている人は、いつも雨の中で濡れて仕事をしているのか?
むしろ屋内で暖かいところにいる人じゃないか!と。
だいたい山の中なんかで雨の日に走っていて、そんなところには風邪のウィルスなんていないだろ。
もし雨の日に走って風邪をひいたとしたら、体が冷えて体力を余計に使う(疲れる)免疫が落ちているとき空気が乾燥している部屋へそのままはいっている。そんな感じじゃないのだろうか。少なくとも濡れたら風邪をひくわけじゃないはずだ。


BRM321近畿200
神戸スタートゴールでゴールは六甲山頂。
獲得標高4,500mの国内屈指な山岳ブルべだろう。
過酷。
そりゃ簡単じゃない。
そしてこのタイミングで「三寒四温」なんて言葉で済むのか?というような長雨。まるで梅雨のような。
天気予報は何度見ても雨。そして当日の朝も雨風で目が覚めるほど。
エントリーしたときに腹はくくってる。雨だから、寒いからってDNSする気はない。
他の人がするのはその人の都合、自己判断。オレは別に興味ない。エントリーした時点で基本的には可能性のあるすべての状況を考える。
ブルベに限らないが、ロングライドはスタートするまでに成功するか否かは半分以上決まっている。
今回のポイントはなんだろう。

  • 1 ペース配分
  • 2 予測消費カロリー
  • 3 雨対策

だろうか。

1は200kmと言えどおおよそ10時間前後の走りになる。いつもより2時間以上は余計に時間がかかる。7時間半でゴールするペースをプラス2時間半とは考えていない。ほんの少しだがいつもの200kmより遅いはずだ。
スタートからの再度山の登りではウォームアップもロクにできていないから遅めのイーブンペース、それでもハートレートは上がるだろうし上がりきらいないように。その後はリズムを作っていって、1時間23キロペースで。あくまでも時間当たりのアベレージ、下りや平坦基調では少し速めになるだろうか。

2の予測消費カロリーは、アップダウンで平均心拍は高いので、1時間あたり600〜700キロカロリーあたりに落ち着くだろう。
強度を低めにしたとして、4000キロカロリーぐらいは脂肪を燃焼できるはず。そのためのグリコーゲンはざっくりと1200〜2400キロカロリーか。
10時間で考えると2時間おきに300キロカロリー×4回。ちょっとこのカロリーは摂取するのは困難。と言うことはより脂肪でのスピード域を増やす必要がある。
おまけに寒さに対するエネルギーもいるはずだ。
やはり今日の消費カロリーは7000キロカロリーあたり、200kmブルべとしては格段に多い。

3は如何に体を濡らさないようにするか。
雨が降っているのに濡れないわけがない、と思う人もいるだろう。
しかし雨が降るのと濡れるのは実は100%イコールではない。
前後輪ともにマッドガードを装着すればわかるが、自分の跳ね上げが自分の体を濡らす大半以上の理由であることがわかるはずだ。
膝、すね、足首、足、お尻、腰・・・この部位は間違いなくマッドガードがない場合。要するにマッドガードがあればそれだけの部位は「濡れなくて」済むのだ。
もっと言えば、一緒に走る人がマッドガードがない場合、それだけこちらが重装備で挑んでも結局は濡れる。このあたりはロードレースをしていた頃はわからなかったことだが、
こんな悪天候でマッドガードなしの人に「一緒に走りましょう!ついていっていいですか?後ろつかせてください」と言われたら最悪。もしつかせてくれと言われたら申し訳ないが却下だ。最悪意地でも千切らせてもらう。いや、いっそ後ろに下がらせてくれ(笑)


保温性があり乾くのが早い高機能なインナーウェアと高機能なウェアにレインウェア。
今回はラファのシャドーをウェアとビブ、レッグカバーに使用。
そして頭を濡らさないよう、そして蒸れないように雨用のキャップ。


シューズカバーはかなり難しい。
結論で言うと長距離を走ればシューズは濡れる可能性が高い。が、ちゃんとしたものを装着していれば直接冷たい水が浸入するのではないので、そこまで不快であったり走れないような感覚には陥りにくいと思う。


チェーンオイルはゴールまでなくなるのは嫌だ。WAKO'Sさんと一緒に開発したチェーンルブリキッド、エクストリーム。これを使えば200kmの悪天候は全く問題じゃない。


7時半、今からいくつもの分厚い雨雲を突き抜けていく200kmブルべの開幕だ。
120人エントリーでスタートしたのは34人。80人以上が仕事の都合や家庭の事情、そして雨でDNSしたということか。
これだけで俄然やる気がでる。追い風に押されてすごい勢いでスタートした。


今回の使用バイクは雨と言うこともあり2017年使用してきたムーラン69


普段使用しているマツダ・アテンザワゴン
これなら後ろシートを倒せばロードバイクがすっぽりと走る。
雨や朝の準備でバタついているときでも、これなら引っ張り出すだけで即スタートできる。