新しいインソール制作

シューズのインソールを新しく作りました。
シダスのウェブサイトはこちらへ
今回もシダスの富澤さんに制作していただきました。
2000年からずっと富澤さんに作ってもらっています。多分家族よりも誰よりも、足の裏のことを知っていると思います(笑)

今回はシューズを新しいものにするので、そのタイミングでインソールも新しく。
同じモデル、同じサイズならそのままインソールを使用するのもアリだと思います。
シダスの熱成型で制作するインソールは、普通のサイクリストレベルだったら1シーズン使ったぐらいでは変形してこないので大丈夫ですが、シューズのモデルが変わるとソールの形状やサイズが変わるため、特にソール部分が少しでも大きくなるとインソールとシューズに隙間ができてしまい、大きな力が加わると動いてしまいます。
昔は1年ぐらい本気で使うとアーチ(土踏まず)の部分が、なんとなくテンション弱く感じたものですが、最近はそんなに物が消耗しないです。どちらかというと乗り手(私)が消耗していきますね。乗り手も熱成型してほしいですね・・・(笑)


今回はレース用とブルベ用の2セット。
シューズはSIDIのショットとエルゴ4をチョイスしています。
SIDIのウェブサイトはこちら
ショットはワイヤーを足の甲の真ん中でアジャストできるため、従来のワイヤータイプよりも引き足の時に力が一点に集中している感じがなく、ホールド感が上がっているのにきつくないのがいいですね。まだインソールを装着して足を入れてちょっとだけ立ったりつま先立ちしたり少し歩いたりした感触だけなので、早くショットを使って走りたいですが、ちょっとずつ・・・多分本格始動は来月。
このショットだけがソール形状が違うので、クリート位置もある程度あわせたあとには実走で微調整していくと思います。そのため一気に長距離に使うと、合わないときに足を痛めたり可能性があるので、まずは通勤ライドの短い距離を繰り返していくことになります。

もう1足のエルゴ4はブルべ用。
昨年もこのモデルをブルべ用に使用していましたが、ソールはカーボンとプラスチックのコンビネーションである「カーボンコンポジット」。これがなかなか心地いいです。
ソールが硬いのは踏んだ瞬間のダイレクト感が高いのですが、その高いダイレクト感がレースやロングライドで速く走れるかとけっして直結ではない、と感じています。
特に一日以上漕ぎ続けるようなブルべや、長期間にわたって荒れた路面を走る場合には硬さが辛くなってきます。比較的ガチガチの硬さではないSIDIですが、それでもカーボンコンポジットの突き上げの和らぐフィーリングが好きですね。


硬いソールや硬いフレーム。硬いタイヤに硬いホイール・・・一瞬進むけれど、ロングライドの距離だと体にストレスを溜めてばかりで、思いのほか進んでいないことに気づいていない人が多いのでは。もちろん柔らかいのはダメなんですが。そのあたりのバランスは重要ですね。



新しいシューズ、週明けあたりから出動させたいと思います。
乞うご期待!

まずは自分の足型にインソールを成型
富澤さんのところではより精度の高いバキューム方式での成型が可能。
何気に身体が沈んでいくとき、気持ち良かったりする(笑)



成型後、シューズにはめ込んでみて、フィットしているか確認。
ここからのフィッティング作業の精度が、せっかく成型されたインソールの精度を保てるか否かの重要作業。
富澤さんの指先の器用さを垣間見る瞬間。オレだったら適当に切ってあとで後悔しそうだ。



どこが当たっているのか確認し、グラインダーをかけていく



富澤さんに「ケモノ足」と言われている足。
アーチは大きめ、出力の上がるペダリングの時に、足の指でペダルを掴むようにして漕いでいるそうだ。



ケモノ足仕様のインソール
これでも現役時代よりアーチは低いような…



エルゴ4だけではなく、ショットにも装着
さぁ、これでニセコクラシックやLELもバッチリ!!
と思いたい・・・