2017くろんど池CX

masahikomifune22017-01-23


くろんど池CX、朝からこの時期にしては温かいなって感じる日差しの晴れ間、雨降るの?っていう曇り空からの小雨、そして突然の雷に雹に雪・・・
そんな荒天の締めくくりはきれいな夕焼け・・・


昨年よりも参加者が増えて各カテゴリーともに盛り上がり、去年よりも面白かったという声をたくさんもらいました。

無事に大会が終了できたのは、参加者の方々はもちろんのこと、松美荘さん、くろんど荘さん、くろんど池水利組合さんのご協力、関西シクロクロスを支えるスタッフの方たち、そしてマサヒコミフネドットコムサイクリングクラブのメンバーの協力などなど。
本当に多くの方の支えで2回目の大会運営となったくろんど池CXは終了しました。


最近暖冬の影響か暖かいシクロクロスが多く、以前と比べて万全の態勢でレースに挑む、観戦に挑む方が減っているように感じます。
自分たちが現役の頃も、例えば雪解け水の中を走り回るUCIレースだった野洲川アイスバーンになって会場入りが一番大変だったのでは?と語り草になっている福知山三段池公園、雪中行軍な下りも担ぎばかりだったるり渓などなど。
そんな走るのも見るのも過酷なシクロクロスを、長靴もないホッカイロもない、保温性・吸湿性の高いインナーウェアも用意せずにレース会場に参戦観戦に来るなんてなめているよねって以前のシクロクロスを彷彿させるような最近の関西シクロクロスシリーズ。このくろんど池もそんな素晴らしい冬の寒さを満喫できる大会になったけれど、防寒をしっかりとされていた方はそれなりに楽しまれたようですが、走ったら、仲間が走っらすぐに会場をあとにした方はちょっと「元を取っていない」かなと感じました。


最後の締めくくりであるC1レース。
スタート直前の雷音でスタートを約8分遅らせましたが、雪のコンディションの中を優勝した横山選手は素晴らしいスピードで駆け抜けました。
丁寧に、そして時には大胆に。これはこういう悪コンディションを知っているから、普段から経験しているからこそできることです。
そして2位でフィニッシュした門田選手。MTBがメインでシクロクロスの細かなテクニックはまだまだかなと感じますが、国内でもタイヤの特性をすごく理解しているよな、しっかりと引き出せてるよな、って感じる数少ない選手です。ディスクブレーキをいち早く導入してシクロクロスをしていることもあり、ディスクブレーキの性能を存分に引き出すのが上手な素晴らしい走りでした。
3位の伊澤選手、最近ようやく?前輪がちょっと使えるようになったやん!の川村選手など、このくろんど池CXで実は見てほしかった走りです。それを寒くて見れなかったのは残念。ヨーロッパではみんな長靴に防寒具にレインウェアを着こんでコース横で観戦しています。ベルギーだとそんな人が2万人とかですからね。
是非残りの桂川もですが、来シーズンは雨・雪でもそんな熱い走りを応援してほしいし、選手は対策をしっかりと施して熱い走りをみせてください。


これでようやくくろんど池CXの呪縛から解放される!
というのもつかの間、5月3日には昨年好評だった南丹市美山町向山地区で開催したグラベルクリテリウムを開催予定です。
今年は9月にも開催してシリーズ戦へ。そして秋には関東進出?な予定ですが、くろんど池CX一回でこれだけ消耗しているのに年に複数回できるのでしょうか・・・やっぱりあとひとりは雇わないと無理か。
ホントこんなにもしんどいことを20年以上、年に10回も開催されている関西シクロクロス実行委員会、委員長の矢野さんには頭の下がる思いと同時に感謝とリスペクトする気持ちしか出てこないです。

雑務にもしばらく追われますが、明日から名古屋でメルクスでお世話になっている深谷産業さんの展示会お手伝い、そして雑誌撮影でそのまま埼玉、その流れで週末はランドヌ東京さんの300ブルべと200ブルべと続く予定。

さ、新しい週の幕開け、今日も寒いですが気合いで頑張ります!!


ほぼ何の役にも立たない大会実行委員長という肩書。
皆さんのおかげで大会を無事に終了することができました。



くろんど池と言えば、おでん
気温があまり上がらなかったこともあり、お昼におでんを食べました。


C1のレースではあっという間に銀世界に



この天気なら横山選手が一番強いだろうと言われたが、その言葉通り強さをいかんなく発揮。
彼のバイクコントロールは是非下位カテゴリーの選手たちにも参考にしてほしい。



C1の表彰は全力を出し切ったからか皆震えていた。
これはヨーロッパでもよくある光景。みんな本当にお疲れ様、そしておめでとう。



MCは関西シクロクロスをはじめ各地のイベントでMCを務めるがらぱ
彼女の強みは、大きな大会をうまくまとめるだけではなく、こういうローカルな大会で育った、たたき上げの彼女だけに、大会運営の目の届かない、手の回らないところをきっちりと把握して指摘してくれる、修正してくれることができる。それが本当の彼女の強みだと思う。
今回フレッシュ!で生中継を配信。がらぱの実況のおかげでレースがわかりやすく楽しめたに違いない。