同窓会inフランドル

先日の「Ronde van Pave ツールドフランドル観戦ツアー」では、久々のベルギー。
そして何よりもレースの現場へは本当に久しく足を踏み入れてなかった。
もう自分が現役で走っていたときに被っている選手もほとんどおらず、元チームメートとして頑張っていたユルゲン・ファンデワール(ロット)も引退。
あとはポポ(ヤヴォスラフ・ポポヴィッチ:トレック)が唯一元チームメート。
チームを離れてもボーネンカンチェラーラ、ナイエンスといった当時の若手ぐらいか。
あっ、例外中の例外、ペタッキはまだ勝利を重ねて健在だけどね(笑)


フランドルのスタートであるブルージュ(オランダ語フラマン語ではブルッヘ)のチーム駐車場へ入れるVIPパスを、JPスポーツグループさんそしてリドレーさんの計らいでツアー参加者全員にいただけることになり、選手に触れられる距離まで近づくことができた。
選手との写真や機材を目の当たりにしたりスタート前のチームの行動を生で感じられる貴重な体験に、ほとんどのツアー参加者が興奮気味。
自分はというと、やはりそこに長らくいたからか足が地につかずに興奮状態の他のツアー参加者とは違い、なんとなく懐かしくその場の雰囲気を楽しみ、そして何より一緒に戦っていた「戦友」たちとを知らず知らずのうちに探していた。


前日のフランドル・シクロでも、偶然ばったりヨハン・ミュセウに会いびっくり。
なんとなく今回会いそうだな〜と日本出発前から感じていたが、いざ会うとテンションはマックスへ。
そりゃ現役時代もっとも憧れていた選手、興奮しない方がおかしいか(笑)
99年のベルギーで行われたレースでは一緒に逃げて4位に。
逃げているときも戦っているのにいろいろ走り方のアドバイスをされて・・・まぁ敵として見てくれないほど弱いからだろうけど・・・
2001年のシュヘルデでは機材トラブルで脱落。
ラスト10kmでチームカーの隊列を使って集団復帰。さすがにペースは最大に上がっていたところでの復帰に、集団後方で流していたミュセウに褒めてもらった。
それだけで力は回復し、そのままエースのアシストをしつつスプリントに参加しUCIポイントをゲットした。

今回会ったときはヨハンの方からわざわざこちらに来てくれ、一緒に写真を撮った。
改めてカッコイイ!!としびれたね。


そんな前振りがあったので、フランドルのスタート地点では誰に会えるだろうとワクワク。
完全に同窓会的なノリだった。




ロットの倉庫では偶然にも元マペイのBart Leysen(バルト・レイセン)とばったり。
現在はロットの助監督の一人。
現役の時もむちゃくちゃ仲がいいというわけじゃなかったんだけど、更衣室やレース中に普通に世間話的な会話をしたりはしていたね。
95年のE3覇者
http://www.sporza.be/cm/sporza/videozone/retro/retro_voorjaarsklassiekers/retro_e3/MV_120320_E3_1995




一番のサプライズはヨハン・ミュセウと再会できたこと
フランドル、ぺリ〜ルーベ、世界選手権・・・何よりその本物の強さを現役時代に同じ集団で感じられたことが一番の財産だったのかもしれない。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%A0%E3%82%BB%E3%82%A6



ちなみに99年の一緒に逃げたGPデッセルヘムでは、マペイがミュセウとレイセン
コールストロープとパルマンスと2人ずつで俺だけ単騎・・・
ラスト20kmで逃げに乗れず、俺一人でほとんどひかされて4位。
相手がミュセウと言えど、悔しかったなぁ〜




オウデナールデのゴール地点のポディウムでMCをしていたのは、96年のマエストロ時代にスタジエ(研修生)で入ってきたスティーブ・セニュー(Steve Seigneur)
彼とはその後もなんだか細く長く続き、彼のおじさんが不動産関係の社長で、スティーブの紹介で結構いいアパートをいい条件で借りることができた。
ベルギーでは自転車のネットワークは本当に重宝した(笑)
しかしあんなに毛がふさふさしていたスティーブなのに・・・(*_*)
俺より結構年下なんだけど・・・
今はMCとかそっち系の仕事をしているみたい
https://www.youtube.com/watch?v=KeNm9yN1kX8




おっ!という顔をした瞬間に向こうもおっ!!
ってエリックやん
エリック・ツァベル、説明いらんやろ。世界のエリック(笑)
こう見えて俺より年下(笑)
2001年のシュヘルデ、石畳前の位置取りで彼と接触し後半スポーク切れ。
そのあと俺は先頭グループ、エリックは石畳で離れてさようなら・・・
なんかあんまり英語上手くなかった記憶あるけど(喋りたくなかっただけかな)、なんかわからんけどよく挨拶したっけなぁ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%84%E3%82%A1%E3%83%99%E3%83%AB




97年から3年間チームメートだったエディ・トレケンス。
フランス語圏の選手で英語とフラマン語は片言だったけれど、すごく意気投合して一緒に南仏で合宿したり。
http://www.cyclingarchives.com/coureurfiche.php?coureurid=14046




ベルキンに行ってみると、いつも世話になっていたマッサージャー(ごめん、名前が思い出せない。俺の右側)と元ロットのプロ選手フランク・ファンデンアベーレ
すごく明るい選手で、よく気さくに声をかけてくれた。
今回も「セプはかなり仕上がりがいいし、ちゃんと見ておけよ」と教えてくれた。
「オレ今は選手ちゃうしボトルとかなんかちょうだいよ」と言うと、ヤバい、みんな見てるしヤバいよ、と言いながらポケットにボトル入れてくれた\(^o^)/
今回のツアーに参加していた新婚さんにプレゼントしちゃった。
http://nl.wikipedia.org/wiki/Frank_Van_Den_Abeele




90年にオランダで走ったとき、オリンピアツアーを主催する名門クラブ「オリンピアアムステルダム」のお世話になり、そのときクラブのスターがミッシェル・コルネリッスだった。
平地番長ってニックネームをつけたくなるほどの選手で、いつも噛みつかれそうなオーラで走っていたけれどとにかく格好良かった。
プロになったときも若手やベルギー人の中途半端な選手にはケンカっぱやく、一度集団内で口論の末に相手の顔面に唾をかけたのにはさすがにビビったが・・・
アムステルダム出身プロ選手はヘリー・クネートマンとコルネリッス以外は大成しないと言われていた。
同じクラブで可愛がってもらえてよかった(笑)
http://nl.wikipedia.org/wiki/Michel_Cornelisse




ランドバウクレジット時代のチームメート、ベルト・ルーセムス(Bert Roesems)
とにかくでかい。
同じ部屋にもよくなったし、一緒に春先の走り込みにスペイン行ったり。
彼の家族とも仲良くしてもらった。99年から3シーズンチームメートだった。
フランドルのスタートを見送った後、偶然カフェでコーヒーを飲むベルトに会いお互いびっくり。
彼のフレームは630mmぐらいでシートピラーはほぼマックス。
冗談で跨ったら股がマジで裂けたかと思った。
http://nl.wikipedia.org/wiki/Bert_Roesems




ベルギーのスプリンターと言えばこの人トム・ステールス
ベルギー選手権勝ちまくりな印象しかない。
フランドルではオメガファーマのチームカー助手席に座っていて、何度もテレビに映し出されていた。
3年前にベルギーに行ったときは、たまたまカフェのトイレでばったり出くわしたり。
実は同じ94年プロデビューで、強い選手だったんだけど気さくによく喋ってくれたなぁ〜
あっトムも「こう見えて」年下ですw
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%B9




ヤーン・キルシプーは現役時代会釈ぐらいしかしなかった。
というか現役時代は雲の上の人のひとりだからね。
Ag2r時代、彼のアシストをしていたベルギーチャンピオンのルドヴィック・カペレと仲が良くて、それでよく喋っていたから気さくに挨拶したりしてくれたんだろうけれど。
いったいツールの区間賞やセミクラッシック勝利など、何勝したんだろ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%97%E3%83%BC