奈良県サイクルツアー2012開催記念「山の辺の道サミット」

masahikomifune22012-03-04

3月3日4日と奈良県内で奈良県南部復興支援イベントとして「奈良県サイクルツアー2012」が開催されました。

その中のイベントとして「サイクルシンポジウム」が橿原市橿原公苑内で行われ、4日は奈良食祭の会場内ステージに於いて、自転車フリーライター土肥志穂さん、地球防衛自転車隊・隊長の肩書を持つリキュー氏の3人と、途中からさんいん1300の主催者でもあり自転車の遊び方を提案してきている石丸氏の4人で「山の辺の道サミット」が行われました。


タイトルは非常に仰々しく重苦しい雰囲気があるのですが、実際はもっと気軽に、元プロロードレーサーそしてブルベを通じて日本の自転車を取り巻く交通事情をお話しさせていただいたりしました。

あいにくの雨でしたが、それでも話を聞かれている方たちは非常に熱心に聞き入っていただけ、主催者の方たちも非常に喜んでおられました。

基本的に自転車も車も、そして歩行者もなく、本来は人のモラルの問題だけど、そこがうまくクリアーしないのが問題じゃないかなと思っています。
自分も例えば走行中に大型車に幅寄せされたりすると
大型車は危ない、気をつけろ
ってなるけれど、大型車が危ないのではなくて、
その大型車を運転していたドライバーが危ない
の間違い。


そもそも経済成長の過程で、日本では自転車と言うものがきちんと道路で存在を主張できなかったのが問題(だと思っている)、それが理解できれば今問題になっている歩道を走る自転車云々とかの解決方法にもなるはずだけれど・・・
語り始めると異常に長くなると思うので深くは触れないけれど、言えるのは社会の中で徐々に自転車と言うものが認知され始めているのではないか、と。
だから自分のような元プロロードレーサー、そしてブルベを楽しむいちサイクリストの観点も需要が出ているんだという認識です。


サミット中には伝えれなかったもっとコアな話が、打ち合わせ中にリキューさんや土肥さんとも繰り広げられ、またどこかのイベントや何かの形でここで議論されたり語られた意見が膨らんで行くといいなと思いました。

天候の悪い中、足を運んでくださった方々、サイクルツアー中に足を止めて聞き入ってくださった方々、どうもありがとうございました。



屋外ステージということもあり寒かったですが、サイクリングの最中に濡れた状態でも熱心に聞かれていた方たちに比べれば・・・



リキューさん(自分の右)、石丸氏(一番右)土肥志穂さん(左)と熱いトークを交わしました



奈良食祭の会場ということで、たくさんの食品関係が
時間にゆとりがあればゆっくりと物色し食べたかったです(笑)