飯山のシクロクロス始動

最近巷ではシクロクロスというキーワードで盛り上がっているようです。
各自転車雑誌なんかでも最近はシクロクロスのことを取り上げてくれているし、Jスポーツでも12月から放送を開始するそうです。
そして自分の周りでもシクロクロスのことで聞いてくる人が増えています。
俺自身も元々はロードのシーズンオフになるとシクロクロスをしていたので、シクロクロスに違和感や特別な感覚がなく今に至ってます。
今でも11月になるとシクロクロスバイクを駆って山に入って遊んでいるしね。

ずっと関西シクロクロスではスクール講師をさせていただき、ようやく定着してきました。
多いときには50人を超す参加者!!そしてほとんどの人がシクロクロスバイクですからね(驚)
そして今回は初めて信州クロスの方から依頼があり長野へ。
今回の飯山クロスの主催者である小林氏は、たまたま接点ができたのを機に交流が始まったんだけど、同じ年でありそして自転車競技を裏から支えようとする感覚に非常に共通点が多く、仕事という面じゃなく友人として仲良くさせてもらっていて今に至ってます。
そんな関係で春の学連のレースである飯山ロードに呼んでいただいたりしていて、今回の飯山クロスもスクール講師に呼んでいただいたわけ。
でもせっかく行くんだったら自分で走って将来的なコースのアドバイスもしたいしで、結局マスターズにもエントリー(笑)

レース前日には小林氏やシクロクロスのジャパンチーム監督を務めていて尚且つ現役選手で同い年の澤田くんらと一緒にコース設営。
だいたいできていたコースレイアウトの中で、より難しく、そしてよりスピーディにと一部のコースを修正。多分今日本のコースの中でも屈指のスピードテクニカルコースに。
たちが悪いのは、速い選手ほど苦しく難しいってこと。


レースの方は「序盤から一人で淡々と楽しそうでしたね」と言われたけれど、自分で前日にコース修正したところが微妙にジャブで効いていて、中盤以降は実はけっこういっぱいいっぱいで余裕なし・・・
今の俺には30分が限界かな〜って実際は3周を回ったあたりで脚がスムーズに上がっていない感じだったし。

レース後はC1カテゴリーのMCお手伝い。
解説をお手伝いしてからクロススクール
こちらも20人ほどの参加者が来られ、小林氏も当初もっと少ないだろうと思っていたようで、いい盛り上がりだったようです。
こちらはレースで使ったコースを再び使用してレクチャーしていく方式
レースでミスしたポイントや、ここをこうしたらもっと速かったんだよ、と教えてあげると、もう出涸らしでレースを終えたはずなのにもう一度走りたい!走る前に知りたかった!!って人が多数(笑)
長野まで行った甲斐のあったシクロクロスな一日でした


参加されたみなさん、どうもありがとうございました
また来年も飯山へ行けることを楽しみにしています



今回のコースの中で、このグラウンドから鋭角に曲がって登る急坂に苦戦した人が多いんだけど、C1の選手にとってみれば大した坂じゃなかったはず。
俺自身もここはゴールまですべてアウターで23Tか25Tだった
ライン取りと進入スピードの問題
それがちゃんとクリアーすれば、実はそれほど難しいものじゃない



今回は移動の都合上、バイクは1台
FOCUS MARESにカンパ10S
46Tx36T 11〜25T
インナーは使わず
カンパ・ユーラス2009モデルにパナレーサー・バスタークロスの組み合わせ
空気圧は2.4気圧と舗装路や硬い路面での転がりと高速コーナーでのタイヤよれ防止を重視した


2位にはアマチュア時代、ほかの実業団チームで活躍されていた冨田氏
なんとなく同窓会的な雰囲気があり、そしてみんなが社会人という枠組みの中で、精いっぱい頑張っている!って感じが、エリートとは違うのが個人的にマスターズカテゴリーの好きなところ
世界的には世界の超一流だった選手が、仕事に余裕が出てきて急にマスターズの世界選手権に出ていたり・・・
そんなのが正しいマスターズじゃないかと思っている