待つわ ってあみんではないけれど

ツールも佳境に入り、リーダー争い、そして3位争い、山岳賞争いにポイント賞争いまで熾烈です。
そんな中、リーダーのシュレックがチェーントラブルでストップ、総合2位のコンタドールがその「隙」にアタックをしたとして非難が集中。
プロの世界では、総合リーダーなどの選手にトラブルなどがあったときにはあえて攻撃しないと言うのが「暗黙のルール」として存在し、近年ではリーダーのベルナール・イノーが鼻の骨を骨折し集団がまるで喪に服するかのようにパレードでゴールというのがあったし、アームストロングが観客を絡んで落車した際にはウルリッヒは攻撃せずにそのまま待つ動きをしていた。
今大会でもリエージュ近郊のストックー峠での集団落車で遅れた選手たちをリーダージャージと引き換えにカンチェラーラが待つ行動にでて全員が従ってゴールした。


しかし果たして遅れた選手を必ず待たなければいけないものなのか
それはルールに存在していないし、仮に故意にコンタドールが待たなかったとしても今回の原因が観客と絡んだとか、他に原因が存在しないトラブル故に非常に難しい問題であると思う。


今年のパリ〜ルーべと同じ石畳を走るステージでは、落車が原因で集団が別れたものの誰も待たなかったし、先出のアームストロングのときは追いついた後にライバルたちを振り切ってステージ優勝した(だったと思う)
とにかくこの手の問題は、
どれだけ集団の中でリスペクトされているか、そしてこのようなトラブルで優勝など利益を得た際に、どれだけ自分を許せるのか
(どれだけ他からの中傷に耐えられるのか)

と言った問題でもあると思う。
・・・俺もヨーロッパで一度ぐらいは全員待たせるぐらいしてみたかったな・・・


今日は1時間ほどだけサイクリング
週末の山岳グランフォンドin吉野でお世話になる実行委員会嶋村さんと打ち合わせがてらの自走なんですが。

当日の注意点として
グレーチングが林業関係者の都合か、反対に置いてある。
すなわち、ちょうどタイヤがすっぽりとはまってしまう置き方をしているのだ。
何度か元に戻したが、どうも都合が悪いのか、しばらくしていくとまた逆に戻っているそうだ。
なのでグレーチングはまっすぐ入らないように、ほんの少し斜め走行。
そしてあくまでグレーチングではスピード減速で安全第一で通過して欲しいとのことだ。
あとは対向車が道が狭いので中間よりもはみ出している可能性がある
ということ
あくまでもレースではない、サイクリングなのだ。


まだ正式決定ではないけれど、前日の受付時に受付会場にてトークショーのようなものを開催していただく予定です。
当日の安全のための注意点であったり、安全に走りきるためのアドバイス、質問なんかにも答えられるように考えています。
そして今シーズンも実業団レースでコンスタントに上に入っているマッサ・フォーカスチームの伊勢直人選手にもインタビュー。
そしてロングライドの達人としてマサヒコミフネドットコムサイクリングクラブに所属されている和田さんという方です。
その和田さんなんですが、この方は半端なくすごいです。
練習せずに4kmの個人追い抜きを5分フラットで走ったり、皆長距離走っているし俺も行けるかな?と運動靴で奈良県から浜松まで10時間ほどで走っちゃったりしていたそうです(驚)
その後は普通に100〜200kmはチャリ通、真冬に日本海まで奈良から自走で往復400km!(それも15kgほど担いで)のチャリ通をされたりしているそうです。
ちなみに巡航速度真夜中に15キロ背負って34キロほどらしく、出力は単純に見積もってコンタドール並です!!
「ちょっと時間があるので400km程度サイクリングしてきます」
って、仰け反って後頭部を地面で叩き割りそうなメールが着たりします・・・
とにかく300kmぐらいはチャリ通の範囲だそうです・・・(汗

オレも一緒に走ってもらえる機会がなかったので楽しみですが、まずはトークショーでいろいろと速く走る秘訣など語ってもらえそうです。

ちなみに和田さんのブログで「師匠」と言われてますが、実は現役のときから彼から教えてもらう平均スピードや走行距離に勝ってないんですけどね・・・こちらは荷物ゼロなのに(悲)
こちらが師匠と言う立場です。
*熱心な宗教活動家らしいですが、オレは残念ながら政治も宗教もまったくフリーで自分以外信じないイヤなヤツです(笑)

オレ流ロングライドに向けての最終調整リスト