コラテック・スクアドラ・デューロ

昨日はコラテック・スクアドラ・デューロを仕上げました。
あっ、夜中に集中していない状態でバーテープは巻きたくなかったら、バーテープ以外ですが。
ちょっとだけ跨ってみましたが、形状からわかる通りの剛性。
踏み込んだときの剛性感にしびれました。


ハンガー下がり、ヘッドアングル、チェンステイ長などで衝撃吸収性を高めてはいるけど、あくまでキビキビと反応しつつも衝撃はダイレクトじゃないっていう、きっとパリ〜ルーべなんかに使うとよさそうなバイクに仕上がりました。
25Cのタイヤが装着されたホイールで組むと、カーボンバイクと思えないほどの重量。
これもまた個人的に気に入ってます。


スクアドラはマウロ・サニーノと言うイタリア人の職人が1本1本ハンドメイドで作るオーダーフレーム。
フレームのジオメトリーから強度(乗り心地)まですべて指定できます。
体を採寸して送れば、彼のノウハウでジオメトリーを算出して作ってくれるので、高級オーダースーツみたいなもんだと考えてもらえれば、話は早いですね。
しかしオーダースーツ同様、1回で完璧にするのはよほど台数を保有したスペシャリストじゃないと難しいかも。
今まで70台ぐらい保有してきた俺でも、1回じゃ厳しい。
今回のサニーノモデルは3台め。
なかなかいい感じに仕上がったと思ってる。
値段はさすがに安くないけど、サイズなどオーダーできないで50万円以上するフレームからすれば、決して高すぎる訳ではない。かな・・・

本国のサイトと見比べても、フォークなど何箇所か違ってます。
サニーノにジオメトリーだけじゃなく、こういう用途って言うのを伝えたから、完全にスペシャルで彼のノウハウがいっぱい詰まっている。
このバイクのすごいところは楽々25Cのタイヤが装着可能。
やはり26ミリぐらいのチューブラーでパリ〜ルーべごっこ」はしておくべきか(笑)


明日は朝から群馬へ移動します。
東日本実業団ロード終了後帰宅し、日曜日早朝から香港へ行くからその用意、そして27日の夜中に帰宅後28日早朝から白浜へ行くので、これまた用意をするので今日は大変。
おまけに今日は花園高校コーチの日。
結構タイトだな…



ようやく完成したスクアドラ・デューロ
ボリュームたっぷりで、パッと見るとプロスペックバイクだ



シートスティは弓なりに
このバイクのシルエットで好きな部分のひとつ



シートスティ上部から見ると、形状だけで十分強度高そうだね



ヘッドも剛性重視
今回はWレバー対応で製作。
将来的にWレバーにするかも



クランクは旧タイプのものをチョイス。
これなら5ピンも汎用品のもの(カーボンはトルクスの特殊サイズ)でいけるし
ギヤは53T×42T
歯数差を少なくすることでトラブル回避、万が一の時にインナー走行でも大丈夫
フロントギヤの大きい方が、体感的に軽く感じるから、あえて42T にしてみた



今度の中部600kmには14Tトップで23Tまでの10スピード
これならすべてクロスギヤなので、特に今までのブルベで使っている17Tから19T、そして21Tまでの間に20Tが入るから、比較的ペダリングのトルクは一定になるんじゃないかと考えている。
ローギヤは小さめだけど、登りは少しぐらい回転が落ちてもいいし、スピードもゆっくりと登ればいいかなって