東京サイクルモード 最終日

東京サイクルモードも無事終了しました。
さすがは日曜で人多すぎ!!
くりらじの公開収録にサイン会、もう本当に多くの方々に来ていただき、多くの方々からの暖かいお言葉を頂き、もう1年選手生活を伸ばそう!と思っちゃうほど。マジで感激、力をもらった気がします。

実は今日の夕方、引退及び今後についての記者会見を開きました。
公開収録やサイン会、もっと言えば大きなレースでもあまり緊張しないですが、この記者会見は相当緊張。
まったく前例のないことをおこなったつもりだし、テレビで芸能人や政治家の記者会見を見ても、フラッシュ浴びまくって最後にはマネージャーが、ここまでです!みたいな。
俺はスキャンダル発表じゃないんだから、冷静に考えれば大丈夫なんだけど。

簡単に皆さんにもご報告させていただくと、
1)
まずは来年、選手ではないですがなんらかの形で走ります。
それはツーリングイベントなど、レース以外のイベントが中心になると思います。
自転車に乗る=レースをすると言うのは、レーサーの俺が言うのもなんだけど、寂しすぎるから。
俺もあと2ヶ月で40代、もっとアダルトな自転車の楽しみ方を提案できればいいかな、って。
もちろんレース活動をするというのも生き方だけど、みんながそうじゃなくていいってことを伝えたいね。

2)
そしてありがたいことに、今シーズン使用しているコラテックの国内代理店であるダイワ精工株式会社さんでアドバイザーと言う形で取扱商品のテストライドや製品開発のお手伝い、そしてイベントなどでタイアップしていくことになります。
コラテックも日本国内での販売台数が伸びているし、もっともっとコラテックの良さを知って欲しいので、走っている立場からそれを伝えられたら最高だね。
それにミルラムが来季使用するフォーカスや、オリジナル商品のBB BOROというブランドあるので、今と同じぐらい走って製品のセールスポイントを引き出して確実に皆さんに伝いていきたいですね。

3)
そして実はこの1週間一番寝る時間を削っていたのは、今ゼネラルマネージャーを務めるマサヒコミフネドットコム・サイクリングチームをさらに発展させた立場のチームを立ち上げます。
まだこちらの詳細は発表できないけれど、12月中に正式な記者会見を開く方向。
あと1〜2名は頑張っていくという選手を面倒見られるかな?という感じなので、もし本気で強くなりたい!って選手は、売り込んできて欲しいな。
その気持ち次第ではこちらも本気に考えたいし、自分自身強くなりたい!って気持ちだけで、高校生のときにまったく面識のなかった日本チャンピオンだった現ナショナルチーム監督の三浦恭資氏に電話かけちゃったからね。
あと1ヶ月は忙しいかも・・・(泣)

4)
そして今までお世話になってきた実業団はじめ、いろいろなレースシーンで自分の経験を生かせるシチュエーションがあるならば、どんどん協力できる立場にいられればと思っている。
細かなことは何も決まっていないけど、やはり強い選手を作るための場、そしてどんどん上を目指せるような環境を作っていきたい。

5)
そして最近自転車競技に簡単に入ってこられることは、実業団の登録人数の増加を見ても明らかだし素晴らしいことだと思うけど、選手という自覚を持てる場をもう少し真剣に考えてもいいかなと感じている。
そのために何か要望があればスクールなどを開催していきたいしたりしていきたい。
自分の持っている経験を生かすことはできるかな〜。


サイクルモード2日目、最近飲み友達と化してしまったアートスポーツの殿村さんの計らいで、コルナゴの懇親会へとご招待いただいた。
コラテックなのになぜコルナゴ
と思われそうだが、ベルギー時代の大半はコルナゴのサポートするトニステイナー→ランドバウクレジットに所属し、表立ってではないのだが、エルネスト社長や甥のアレッサンドロには非常にお世話になり、引退する前にありがとうと伝えたかった。
正直今シーズンのレース、そして最終レースとなったジャパンカップでもあまり感傷的には感じなかったけれど、エルネストにありがとうと伝え握手し、そしてコルナゴのカタログ(これは非売品で配布しないものだろう多分)にエルネスト自ら俺の名前入りで一言書き添えてくれたのを見たとき、なんかヨーロッパ時代から続いて背負っていたものから開放されたような、まるで魂を抜かれたような気持ちだった。

この25年振り返れば本当に多くの人に助けてもらい、本当に多くの人から力をもらい後押しされてきた。
自分で道を切り開いたと言っても、実はみんなに押してもらって、そして実はずっとそばにいてもらっていたんじゃないかなぁ〜〜って、ふと思えてきた。
そしてまた新たに多くの人と出会い、力をもらい助けてもらっている。
止まることはない。
進むだけなんだ、と。
今回の東京サイクルモードの滞在で改めて思った。

さぁ、まだまだ忙しい日々が続きそう。
でも2008年中はもちろん「選手」だからね


明らかにコルナゴ主催の懇親会にあって、異質な存在だったはず・・・
一人ずつ紹介されたとき、某友人であるコルナゴジャパンのN氏がうっかり「コラテックの・・・あっ」と地雷踏んで慌てまくりだった。
さすがにコルナゴのパーティでコラテックと紹介するのは・・・でもいい宣伝ありがとうございました!!