週末

ツール・ド・新城は綾部(愛三)には負けたけれど、彼はオープン参加ということで優勝でした。
綾部と盛コンビに最後はやられてしまったが、本当は多分暑さにやられてしまったと言う方が正解かもしれない。
もちろん綾部は強かったし、何よりも1分以上の差を単独で詰めてきた盛はすごかった。
もう追いかけっこしていた後半、俺のほうは既に限界だったし。
たった1時間だったけれど、とにかく半端じゃない暑さだった。
スタートしてすぐにアタック。そのままレッドゾーンでゴールまで全開走行だったから後半は失速。表彰終わってすぐにグランフォンド吉野のために吉野町へ移動開始したけど、その間も頭がボォ〜っとのぼせたような状態だった。
そして昨日はグランフォンド吉野にゲストとして参加。
このイベントは去年も参加したけれど、とにかく楽しい。きついコースだけど・・・
このイベントを運営されている方たちも本当に熱心で好感が持てるし、自分としてもコース設定も非常に考えられていて、そして何よりも自分力を発揮しなければ安全にゴールに辿り着くことはできないという、大人な人間力を試されるというか、そういうこのイベントが大好きだね。

昨日は恐ろしいほどの暑さ、そして下り路面が比較的きれいになったことでパンクや落車、熱中症などでリタイヤ続出。
まずコースのハードさも要因かもしれないけれど、これはそれを皆が理解して望んで参加しているからそれは除外するとして、自分なりに今回参加された方たちへ「なぜ?」の部分を論議できれば、と思うんだけど・・・

まず昨日の自分の参加する際の仕様

  • ホイール

○手組みで36H。リムは500gのスタンダード。
○タイヤはDUROプロテックス23C、チューブはスタンダードチューブ
*海外グランフォンドでは25Cも人気があるらしく、高性能レーシングタイヤの25C版は走行抵抗自体は増えなくて後半に体のストレスを緩和できるので、絶対お勧め。ちなみに昨日は後半かなり肩や頭がだるかったので、自分自身も25Cの方が良かったかも、と思っている。
今回参加されてパンクや機材トラブルされた方へ。
タイヤは傷がなかったか?古くないか?安定して走るための最低限の太さはあったか?
そしてホイールはトラブルに強いものだったか?

  • 補給

○キャメルバッグにスポーツドリンク
○750mlの保冷ボトルを2本
スタートのときに氷を満載。これで最初の2時間近くは氷が解けずに冷たいままだった。
○エイドステーションでは必ずボトルを満タンに。
○走りながら頭や首、腕、脚に水をかけて冷却する。特に頭。
*ちなみに冷却シートを首、脇の下、太ももに貼って走行していた
脱水や熱中症になられた方へ
水分補給、そして体を冷却できていたか
走っているときに体がオーバーヒートするようなスピードじゃなかったか?
(これはあと1〜2枚軽いギヤにしてペースダウンさせればある程度回避可能。実際3%ぐらいの坂で39Tx23Tで50回転は遅いし体は発熱を最小限できるはず。みんなギヤがコースに対して重かったんじゃないかな?)

  • 走行中気をつけること

○切り立った崖を走るコースなので、パンクに注意。
走るライン、前からの車、路面の凸凹、ブレーキング(減速は基本的にFブレーキ、スピードコントロールはRブレーキをメインに使う)もし車が来たら(というか一般道で交通規制していないから、来て当然!と思うべし)回避できるスペース、そしてスピードか?と考える。
かなり厳しい下りだけど、路面を見て且つこれから通るラインを読む。これをしないと危険だよ。結構前から来る車にまったく気が行っていない人もいたみたいだし。
常に先読み、そしてもし?って気持ちを持ち続けて走行すること

多分参考になると思うし、何よりも安全に走ると言うことに集中していない人が結構いたんじゃないかな。
暑くて集中力が切れると本当に危険だしね。

しかし本当にたくさん参加されていて、多くの方と一緒に走れ、そして多くの方に応援されたりしゃべることが出来て楽しい週末でした。
それに結構いい練習になったしね。

ツール・ド・新城
序盤から綾部と逃げ続ける。
ホンマ暑い・・・最後は若干熱中症気味だった。


グランフォンド吉野
ここから五番関への登り。
ここは非常に上りが長いので、ここで給水しないと後半に響く。