台湾 最終日

台北101

無事にツール・ド・台湾を走りきり、ちょっとほっとしている。
最終日も後方では激しい金属音が響き渡り、背筋が凍る思いだった。ここまで無事に来て最終日には怪我をしたくないからね。
1周1キロのクリテリウムで、60キロながら休むまもなくきつかったけれど、いい感触を得ながらレースができたので終わってからも気持ちよかった。
最後のスプリントでは、前が詰まったのをうまく捌けなかったので不発で終わったけれど(7位)、理由がわからず成績を残せないのではないからあまりストレスも感じていないし、自分的にはいい形で台湾を後にできるかなって思っている。
レース終了後、今回ジョイントしたe−MAチームのメンバー、そして監督の家族らと昼食。豪華にイタリアレストランへ。久しぶりにワインも飲んだ。
食事後にほんの少しだけ一緒に観光がてら同じ時間を過ごし、別れのときがやってきた。
たった10日間弱だったけれど一緒に戦ってきた仲間。
こうやっていろいろな国で走るようになって、多くの人にお世話になっている。決して俺一人で活動、そして生きているんじゃないって実感している。
必ず再開できると思うから、俺は必ずSee you again!で締めるようにしている。
選手生活もあと290日ほど。
今まで歩んできた道からすれば、道の行き止まりはすぐに見えるものかもしれない。
でも今の俺の気分はまだまだこれからもずっとずっと歩いていく感覚。まだまだ果てが見えている感はない。
こうやって台湾でも応援してくれる人がいることは嬉しいことだ。
俺が頑張ることで共感してくれる人がいる限り、俺は進まなきゃいけない、そう思っている。

明日の昼ごろには帰国し、しばし充電。
ありがとうe−MAチームのみんな!
ありがとう台湾!


今回の台湾ではコラテックR.TにDTのホイール「1450 MON CHASSERAL」1450は1450gのホイール重量から由来するけど、このMON CHASSERALはさらに30g軽量化されたヒルクライムホイール。それを今回使用することでクリテリウムなどオールラウンドで十分使えることは実証済み。
そしてパナレーサーのプロトタイヤ。こちらはノーインフォメーションです。


レース後に昼食。


台北101タワーからの展望。イメージは雲の中。